
『廿日市天満宮』はJR廿日市駅から徒歩5分の場所にある神社で学問の神として有名なんじゃけど、境内には赤、ピンク、黄、白色の花の咲く梅の木が参道に沿って植えられとる。
正面入り口から鳥居をくぐり拝殿に向かって境内を進んでいくと何対もの狛犬が目に入るんじゃけど、申し訳ないが勇ましいというよりは可愛らしい愛嬌のある表情をしとるけんついつい心が和んでしまうんよの。
神社が建てられとる篠尾山(ささおやま)には正覺院(しょうがくいん)というお寺もあり、小さな山の上に神社とお寺が並んどるという非常に珍しい場所じゃ。
お寺の裏にある樹齢1300年の千年楠は廿日市天満宮と正覺院を見守っとる。
廿日市天満宮までのアクセスや駐車場など
広島県廿日市市天神3−2
- 公式HP:https://www.hatsukaichitenmangu.or.jp/
- 電話番号:0829-31-0501
- 祈願受付時間:9時~17時(予約制)
JR廿日市駅、広電廿日市駅からすぐ近くじゃ。
駐車場はわかりにくいんじゃけど神社の南側にあるぞ。
『廿日市天満宮』梅の花と表情豊かな狛犬たち!
初めて車で訪れる人は駐車場入り口(天満宮Pの看板あり)がどこかわかりにくいけん通り過ぎてしまうかもしれんけど、鳥居のすぐ横の細い道を入ると神社の南側に駐車場(下の写真)はある。
あらかじめ地図やストリートビューで予習していくとええじゃろう。
駐車場から廿日市天満宮のある篠尾山を見上げるとコンクリートで覆われた法面が重厚で要塞のように感じるの~。
駐車場から正面の鳥居に向かう最中、綺麗な梅の花が出迎えてくれた。
頭を下げて拝殿へ向かう。
廿日市天満宮由緒
鎌倉時代の承久二年(1220年)に、藤原親実公(ふじわらちかざね)が嚴島神社の神主として幕府より任命され、廿日市の桜尾城に着任の後、天福元年(1233年)に守護神として鎌倉の荏柄天神(えがらてんじん)を勧請(かんじょう)してこの篠尾山(ささおやま)に社殿を造り鎮座(ちんざ)された。
境内の案内板より抜粋
拝殿へと向かって歩くと梅が参道両脇に植えられとるけん、右へ左へ花に吸い寄せられて中々前へ進めんわい。
ボリュームのある華やかな八重の梅。もちろん香りも楽しませてもらう~。
梅の木が映りこんだ手水舎には花びらが数枚浮かんどった。
廿日市天満宮には複数の狛犬が境内に配置されており、睨みを効かせ邪を祓う。
というても中々愛嬌のある顔立ちじゃけん微笑ましく見てしまうの~。
「アホちゃいまんねん、パーでんねん!」とか言いそうなお顔。(某有名お笑い芸人)
こちらは「のび~」
獅子というよりもっとカワイイ動物に見えるの~。
こちらはちょいと小ぶりなサイズ。
狛犬だけじゃのうて梅の花も綺麗に咲いとるけん本殿までの道のりが長い。
梅の蜜を食べにメジロがちょこまかと飛び回る。
随神門をくぐり右へ階段を上がってすぐ、鳥居の方を眺める。
稲荷神社前には可愛らしいお稲荷さんが座っとるぞ。
拝殿までもう一息。
途中の梅の木にはメジロが3匹おってにぎやかに飛び回っとった。
この階段を上れば拝殿じゃ。
廿日市天満宮、拝殿に到着!
いつものように世界平和をお願いする。
回廊のある南側は眺望よし!!周囲を一望できるぞ。
回廊から下を見ると歩いてきた参道が見渡せる。
街並みの向うには宮島。
東へ目を向けると広島はつかいち大橋(写真中央部)が少しだけ見える。黄金山や絵下山も見えるの~。
篠尾城跡と書かれた木柱あり。
篠尾城は桜尾城(現在の桂公園)の支城として築かれたそうじゃ。
廿日市天満宮、拝殿の後方には背の高いクスノキが見えるんじゃけど、このクスノキは正覺院の境内に生えとる樹齢1300年といわれとる千年楠じゃ。
下の写真右下赤矢印部から神社とお寺の間の細い道を通って裏手へ行くと楠まで行けるぞ。
正覺院の敷地に入ると”こうやくん”がお出迎え。
柱には「千年楠鎮守様と出逢える道」と張り紙あり。
千年楠を拝むために奥へと進む。
千年楠とご対面。クスノキが大きすぎて全体を写真には収めることはできんかったが立派なクスノキじゃったわい。
廿日市天満宮の参拝と千年楠との対面も終わったけん再度、梅の花をゆっくりと愛でながら参道を下っていく。
最後に
梅の花が咲きだすと寒くても春を感じてわくわくしてくるよの!
次は河津桜、その後はソメイヨシノ。
廿日市天満宮の近くには桜の名所で有名な住吉堤防敷があるぞ。
個人的にはここらに来たなら絶対にサクラオブルワリーアンドディスティラリー(旧中国醸造)に寄って人間の燃料をお土産に買って帰りたかったんじゃけど、財布の中が真冬で木枯らしが吹き荒れとったけんまっすぐ帰路につくことにした。