瀬戸内海で3番目に大きい周防大島に可憐なアサギマダラが舞う!
耕作放棄地を整備し2017年にフジバカマの花畑が作られ現在ではなんと1000本ものフジバカマが植えられとるそうじゃ。瀬戸内のハワイと呼ばれる周防大島に毎年多くのアサギマダラが飛来し人々を楽しませてくれとる。
周防大島は本土から大島大橋で繋がっとるけん24時間いつでも行くことができてドライブやツーリングで大人気の島じゃ!
周防大島、アサギマダラ園までのアクセスや駐車場など
住所 | 山口県大島郡周防大島町外入 |
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駐車場 | あり(アサギマダラ園の目の前) |
問合せ先 | 二宮米穀店 0820-78-0074 |
問合せ先 | 木村さん 090-4443-2951 |
※注意※
電話でアサギマダラの飛来状況を問合せする場合はくれぐれも常識的な時間にかけるようにしてくれーの。
アサギマダラ園までの道のりは少し狭いとこもあるんじゃけど普通車でも問題なく行くことができる。
駐車場はアサギマダラ園のすぐ横にあるんじゃけど、蝶が飛来する時期には園を管理しとる方々が誘導してくれるけん安心して現地まで行けばええぞ。
アサギマダラ園から約800m離れたところにある”夕日の丘展望台”にもフジバカマが少し植えられとるけん時間に余裕がある人はコチラもどうぞ~。
アサギマダラが周防大島で舞う!瀬戸内海の楽園!
アサギマダラ園の入り口にある案内板には各種説明が書かれとるぞ。
飛来地のマップを見ると凄まじい距離を旅しとる事がわかる。
案内板の記載によるとアサギマダラは例年10月中旬~下旬に飛来数が多く、午前9時~午後3時ころの時間帯が数が多い。(夕方になると寝床に帰るけん数が減ってくる)
外入アサギマダラ園について
外入アサギマダラ園は平成27年(2015)に耕作放棄地を開墾して開設しました。
開設に当たって、「花の咲く夕日の里づくりの会」の世話人、木村が以前住んでいた光市で住宅団地が一緒だった花づくりに優れた技術を持つ山本友一さんと話し合い、ここにアサギマダラ園を開設して、大島の活性化に役立てようと開設しました。
開墾から管理は山本夫妻が光市からほぼ毎日通い、整備、管理をして丹精込めて約4アールの開墾地にアサギマダラが吸密する各種フジバカマを育てて、今では毎年アサギマダラが飛来するようになりました。フジバカマは病気に弱く、その対策に頭を悩ましながら、研究し今では酷暑、少雨で多くのフジバカマが枯れる環境の中で、毎年安定して綺麗な花を咲かせ、アサギマダラが多数飛来しています。
現地案内より抜粋
外入周辺探索マップ
募金も忘れんようにの!
この素晴らしい場所を長く維持してもらいたいけんのう!(実は募金箱に気が付かずにそのまま中に入ってしもうて後で入れた。もうちーと募金箱の主張があってもええと思う。)
入り口を入ってすぐの様子。
下の写真左側へ進むと下段、右側のスロープを上がると上段のフジバカマ畑へ。
先ずは上段へ進む。
飛来してきたアサギマダラの記録が書かれたホワイトボード。
東北におったアサギマダラが遠路はるばる周防大島まで飛んできたんかーと考えると感動してしもうたわい。
上段のフジバカマ畑。写真を見ればわかるようにかなり丁寧に管理されとる。
約40mに渡り植えられたフジバカマの花はちょうど満開でヒラヒラと優雅に舞うアサギマダラを見に朝から多くの人が訪れとった。
元々は畑じゃった場所。防風林のとして植えられたじゃろう杉の木の間から瀬戸内海がちらりと見えた。
一番奥から入り口方面を望む。
ほんまに丁寧に管理されたフジバカマじゃのう。園を管理されとる方には頭が下がるわい。
アサギマダラの飛来数は例年と比べて少し少ないとのことじゃったけど、こんだけようけおったら上等じゃわい!
人が歩くとヒラヒラと舞うがすぐにまた花にとまって蜜を吸い続ける。
近所の保育園の園児がお散歩でやって来た。蝶の名前をちゃん覚えとったけん偉いの!
華麗に舞うアサギマダラ。なんぼでも見とけるの~。
ここには二時間ほど滞在したんじゃけどもっとおりたかったわい!
アサギマダラに交じって蜜を吸うツマグロヒョウモン。(蝶の名前あっとるよの!?)
こちらはアカタテハ。(蝶の名前あっとるよの!?)
上段から下段のフジバカマを見下ろす。目の前の島は”立島”(たつしま)で昔は集落があった。
下段に降りてみたところ。
下段のフジバカマ畑に降りてみると瀬戸内海がよう見える!
しゃがんで目の前の景色を眺めるともう最高じゃの~!少し待っとったらアサギマダラがやってきてくれた!
「周防大島に来てえかった!」と周囲には冷静を装いつつも心の中で叫んだわい!
他の人の邪魔にならんように気を付けて、しゃがんだ状態でアサギマダラが目の前を飛んでくれるのをちーと待っとたんじゃけど楽しい時間じゃったの~!
写真はなかなか上手いこと撮れんかったんじゃけど、この景色が見れただけで大満足じゃ!
マーキングされたアサギマダラ。こいつは周防大島でマーキングされた個体じゃの。
UTUのマーキングがされたアサギマダラもおった。これは長野県松本市美ヶ原林道でマーキングされた個体じゃの。
遠路はるばるよう来たの~!マーキングを見て遠くから来たとはっきりわかると改めて感動するわい。
なんとアサギマダラの卵が!!
アサギマダラ園の奥に白い鉢に植えられた鬼女蘭(きじょらん)が置かれとった。
こりゃーなんなんかいの?と思うたらなんとこの鬼女蘭にアサギマダラが産卵するそうな!!ふかしたアサギマダラの幼虫は鬼女蘭の葉を食べて大きくなる。
鬼女蘭に産み付けられたアサギマダラの卵。
鬼女蘭にはピロリジジンアルカロイドと言う毒成分がある。
アサギマダラは幼虫の頃から毒の成分を摂取して外敵から身を守っとるんじゃの。