
ツーリング、キャンプ用に買った”イスカ(ISUKA) コンフィマットレス ”は最高の寝心地じゃ。
アウトドア用品店で店員さん自身が使っとって、「値段が安いのに寝心地も良くて今まで不具合がなかった」とお勧めされて購入した。どうやらイスカのインフレーターマットは価格と性能のバランスがええらしい。
サイズは120、165、180の3種類あり、俺は少しでも快適に寝たかったけん180のサイズを買った。
実際に使ってみると、収納状態がコンパクトで持ち運びが楽!マットの上に寝転がっても地面の凸凹や冷気が気にならん!キャンプ以外でも渓谷に行った際などに、岩の上で寝っ転がったりするのに大活躍じゃ。
マットの種類
マットはキャンプで寝袋で寝る際に下に引いて冷気を防ぐ役目と、地面の凸凹を緩和して寝心地を良くする為の役割があり、主に発泡マット、エアマット、インフレータマットの3種類がある。
発砲マット
いわゆる”銀マット”が有名じゃと思うんじゃけど、それよりも遥かに高機能なサーマレスト「リッジレスト」等もある。
空気を入れて使うエアマットは穴が開いて空気漏れしたら使いものにならんけど、発砲マットならそんな事を気にする必要は全くない。どんな荒れた地面でも気にすることなくマットを引いて使うことができる。
人里から離れて数日間過ごすといった使用状況の場合は万が一の場合を考えて、故障リスクのほとんどない”発砲マット”がええじゃろう。
ただし、収納時にはエアマットの様にコンパクトに収納することはできんし、寝心地は固い。
エアマット
名前で大体イメージできると思うんじゃけど、浮き輪の様に空気を入れて膨らますマットじゃ。
エアマットの最大のメリットは収納時に非常にコンパクトになり、当然軽い。ライト&ファストのスタイルにはぴったりのマットじゃろうの。
ただし、先にも触れたんじゃけど、穴が開いてパンクしてしもうたら使い物にならんし、エアマット独特のふわふわした寝心地は好みが分れる。
あと、空気入れるのがしんどい。
インフレータマット
インフレーターマットは発砲マットとエアマットのハイブリッドの様なマットじゃ。
マット内部にスポンジが入っとるけん、バルブを開けてやるとスポンジが膨らんである程度、自動で空気がマット内に入っていき、最後に数回息を吹き込んでやればよい。
発砲マットよりも携帯性や寝心地に優れ、エアマットよりも空気を入れる労力が遥かに少ない。まさに両者のいいとこ取りのハイブリットなマットじゃのう。
適度に楽で、適度に性能が良いけん俺はインフレーターマットを選んだ。
イスカ(ISUKA) コンフィマットレスについて
これがあれば後は何もいらない!と言うわけにはいかんけど非常に性能とコストパフォーマンスのバランスがええマットじゃけん大満足しとる。キャンプで使うにも良し、渓谷に行って寝っ転がる時に使うのも良しじゃ。
俺は一人で実家に帰る時には寝袋とコンフィマットレスを持って帰ってそれで寝とる。なんといっても布団引くより準備も撤収も遥かに楽じゃけんのう。それと、仕事が終わりそうにない時は会社に持って行って・・・会社でキャンプもどきをすることも・・・
マットのサイズは120、165、180の3種類があるんじゃけど、俺は180のサイズを購入した。
人によっては短いサイズの物を使用し、足元は何も無しか服などを引いたり、頭の側はマットがなくてもザックなどを枕にしてカバーできるけん大丈夫という人もおるんじゃけど、やっぱりマット単体で十分寝れる大きさがある方が安心じゃ。寝た時にマットが短くて足だけ冷たいとか絶対嫌じゃのう。
165と180サイズでは収納時の大きさは165サイズが”14x270cm”、180サイズが”15x270cm”と直径で1cmしか違わんし、重さも165サイズは710g、180サイズは770gと60gの差でしかない。
たったこれだけの差しかないなら180サイズがええじゃろ。何も考えずに頭から足先まで同じ環境で寝れる方が快適じゃけん、俺は絶対に180サイズじゃの。
ちなみに名称は”180”じゃけど実際のマットの全長は約175cmじゃ。紛らわしいんじゃけど、身長180cmの人が快適に寝れるサイズと言う意味なんかのう。(165サイズは全長162cm、120サイズは全長117cmとなっとる)
俺の身長はちょうど180cmなんじゃけど、180サイズ(実質長175cm)で頭から足元まで十分快適に寝ることができるぞ。
コンフィマットレスの表面
マットの表面はポリエステルの75デニール”ダイヤモンドリップ素材”と言うひし形の模様の生地が使用され、鈍い光沢が見た目に丁度よく、安っぽさは皆無。
サラサラした心地よい肌触りなんじゃけど、ふっくらと包み込まれるような感覚もあり、ブチ快適じゃ。
コンフィマットレスの裏面
裏面にはポリエステルの100デニール”ノンスキッド素材”という素材が使われとる。
”ノンスキッド素材”とは”防滑”の事で読んで字のごとく、滑りにくい素材を使用しとるということじゃ。
ザラザラした手触りで滑りにくそうな感じではあるんじゃけど、ゴムやウレタンの様にピッタリくっつく様な素材ではないけん、横から力を加えると簡単に動いてしまう。
ただし、何度もこのマットを使ったんじゃけど、横に滑るような事は全くなかった。そりゃ~寝とって自分の体重で押さえつけとんじゃけん滑る事なんかないじゃろう。もしかして俺が素晴らしく寝相がええけんマットがズレんかったんか?
しかし、いかにも頑丈そうな生地じゃのう。じゃけど、過信は禁物じゃ。砂利とかの尖った物の上で寝るときは下に何か引いた方がええぞ。化繊は鋭いものに弱いけんの。
コンフィマットレスその他
接着部分としては一番不具合が起きそうな固さや材質の異なるバルブ部分なんじゃけど、もう何年も使っとるけどエア漏れは全く無し。
空気を入れた状態のマットの厚みは3.2cmと十分な厚さ。よっぽど凸凹した場所で寝ない限りは全く問題ない。俺はマットに体が多少沈み込んだ方がええけん空気圧は低めでいつも使っとる。
体がフワフワせずにしかも、適度にマットに沈み込む事によって体重が分散され、ブチ快適に寝れる。
運悪くパンクして空気が漏れ出した場合でも、イスカのコンフィマットレスなら一晩ぐらいは何とか我慢できるかもしれん。表や裏の生地が厚く、中にはスポンジが入っとるけん、空気が抜けた状態でもマット無しで寝るよりは遥かにマシな寝心地じゃ。
空気漏れの場所が解るなら現地で修復も可能じゃ。コンフィマットレスのスタッフバッグの側面のポケットにはリペアキットが付属しとる。
コンフィマットレスの収納方法
自動で膨らむインフレータマットは、収納が面倒臭いと各方面で言われとるけど俺は別に気にならん。じゃって畳むのに5分もかからんぞ。
マット畳む1、2分の時間差で何かに大きく影響があるようなシビアな行動をとっとるような人には大問題じゃろうけど、そんな人ほとんどおらんじゃろ?
仮に一緒にキャンプに行ったヤツが”発砲マット”を使っとって10秒でマットを収納出来るのに対して、”インフレータマット”を使用しとる自分がマットを収納するのに3分かかったとしよう。相手は2分50秒待つ事になるのか・・・
でも、別にえんじゃないか?ボケッと待たんでも他にやることあるじゃろ?2分50秒なんか誤差じゃないか?タバコ吸っとる間にそんな時間あっという間に過ぎてしまうじゃろ。
まあ、そんなに時間なんか気にせんでもええじゃろう。
何かを得れば何かを失うじゃないけど、コンパクトで最高の寝心地を得るために多少の時間には目をつぶれる人はインフレータマットで問題ない。
マット使用状態からスタッフバッグに収納するまでの時間を実際に計ってみたんじゃけど、なんと!
たったの1分23秒で収納出来た!!
普通にやったらこれくらいで収納出来た。本気でやったらもっとタイム縮まりそうじゃのう。
以下に収納方法を記載する。(と言っても特別なことは一切してない)
①先ずはバルブを緩めて空気が抜けるようにして、マットを長手方向で二つに折る。
②足元の方から、片手でマットをくるくる巻きながら(写真、右手)、もう片方の手は二つに折ったマットがズレん様に押さえる(写真、左手)。
この時に注意せんといかんのが、マットを巻くときは焦らずにゆっくりと空気をしっかり抜きながら巻くこと。
空気が抜けてなかったらもう一回、巻き直しになるけん二度手間じゃ。
(猛者じゃとバルブからマットの中の空気を口で吸って抜いてから巻く人もおるみたいじゃけど、中のスポンジ吸ったら嫌じゃけん俺は吸いたくない。身体に悪そう。)
③最後まで巻いたらバルブを閉めて空気を吸い込まんようにしてから、スタッフバッグに収納。
ハイお終い。たったこれだけじゃ。
180サイズの収納時の大きさは”15x270cm”。
2Lのペットボトルよりは横は広いんじゃけど、高さはコンフィマットレスの方が低くい。
最後に
発泡マット、エアマット、インフレータマットのどれを選ぶかは使用状況や好みによって変わってくるじゃろうけど、コンパクトに収納出来て寝心地も良いインフレータマットを俺はお勧めする。
収納時間は他のマットよりも確かに時間はかかるじゃろうけど、それでも総合的にはインフレータマットが一番優れとると思う。
雪山で使用する場合は「マットのパンク=死の危険」に直結するじゃろうけど、そこまで厳しい環境に身を置かん限りはインフレータマットで問題があることはほとんどないじゃろう。
インフレータマットなら沢登りの時に緊急用の浮き輪代わりにも使えるぞ。
イスカ(ISUKA)のインフレータマット、”コンフィマットレス”お勧めじゃ。
おっと、イスカのホームページ見てみたら俺のは型落ちで”コンフィライトマットレス”と言う新型が出とるのう。
■俺が使っとるコンフィマットレスの新型■
■軽さを優先するならこれ■
■絶対にパンクしてはいけない場合はこのマットになるじゃろう■