『瀬戸の滝』岩と原生林に囲まれた二段滝(広島県廿日市市吉和)

瀬戸の滝

広島県下第二位の高さを誇る十方山(標高1319m)には一年を通して県内外から多くの登山者が訪れる。

その十方山の懐、切り立った岩と深い原生林に囲まれた瀬戸谷に流れる太田川支流の滝が”瀬戸の滝(せとのたき)”じゃ。

”瀬戸の滝”は二段滝なんじゃけど、二つの滝を合わせた落差は約49m。別名は”咬龍の滝(こうりゅうのたき)”とも呼ばれとるらしいんじゃけど、その呼び名では聞いたことが無い。

滝に至るまでの道のりは谷が深く、とにかく岩の力強さと原生林の緑の多さが印象的じゃ。

流れる水の透明度も高く滝自体も迫力があってえんじゃけど、原生林にどっぷりとつかるこの感覚が、リラックスを通り越してアドレナリンが湧いてくる。

大自然に自分の本能が呼び起こされたような、そんな感覚を味わうことができた。

滝に至るまでの道のりは、とにかく山深いと言った印象なんじゃけど、遊歩道も整備されとるし、滝を見に来る人間が意外と多い(俺の主観での)けん、変な緊張感は少なくてすむ。

ただし、遊歩道があるとは言え、道幅が狭く足元が滑りやすい箇所があったり、道の真ん中に倒木があったりするけん注意して進もう。

瀬戸の滝へのアクセス等

広島県廿日市市吉和

 

広島市内から向かう場合は中国自動車道を吉和ICで降り、県道296号線を通って”瀬戸の滝”の入口まで行くのが一般的じゃろう。

 

”瀬戸の滝”への入口は十方山の登山口と同じ場所にある。

駐車場も広く、山奥にしては綺麗な公衆トイレも設置されとるけんありがたい。

 

吉和側から県道296号線を通り向かった場合、右手に駐車場、左手に瀬戸の滝の入口と公衆トイレがある。

同じ場所に”瀬戸の滝への入口”と”十方山への登山口”があるんじゃけど、看板があるけんまず間違える事はないじゃろう。

道路から公衆トイレの方を向き、公衆トイレの左側にあるのが”瀬戸の滝への入口”で右側にあるのが”十方山への登山口”じゃ。ここから瀬戸の滝までは800mの距離を川沿いにつけられた遊歩道を上流に向かって歩く。

瀬戸の滝入口

 

いざ、瀬戸の滝へ!!

トイレのすぐ横には「瀬戸の滝800m」の看板がある。ここから緑の空間の中に突撃じゃ!

”瀬戸の滝”までは川沿いに遊歩道がつけられとるけん迷うことは絶対にないじゃろう。

入口の看板の下には「熊注意」と張り紙がしとるんじゃけど、熊になんか滅多に会うことないし、気にしとったらキリが無いけん気にせずに進もう。(心配なら熊よけスプレーとか 熊よけ鈴を携帯しとくとええじゃろう。)

山奥に頻繁に行く俺でも熊はまだ2回しか見たことない。(二回とも芸北で)

日本人で仮に統計を取った場合、交通事故に会うよりも遥かに熊に会う方が確立が低いじゃろうのう。

猪、鹿、猿はしょっちゅう見かけるけどの。

瀬戸の滝入口

 

 

入口から進みだすとすぐに橋が見えてくる。瀬戸の滝までは合計3か所の橋をわたる。
瀬戸の滝、遊歩道、一つ目の橋

 

 

日影じゃとわかりづらいんじゃけど、ご覧の通り川の水はブチ綺麗じゃ。
瀬戸の滝、遊歩道から見る澄んだ川の水

 

 

朽ち果ててゆく木の階段の趣のあること。遊歩道はほぼ日影じゃけん、真夏でもそんなに暑くない。
瀬戸の滝、遊歩道

 

 

渓谷沿いは岩にも樹木にもビッシリと苔が生しとる。
瀬戸の滝、遊歩道

 

 

夢中で写真を撮っとると、滝を見に来た他の観光客に先を越された。軽く挨拶を交わす。

ゆっくりと写真を撮りながら1時間半くらいかけて往復したんじゃけど、5人ほど滝を見る為だけに来た観光客(格好でわかる)と遭遇した。流石、人気の滝。

十方山の登山者も含めると10人近くとすれ違った。

瀬戸の滝には今まで5回位訪れとるんじゃけど、この日は今までで一番多くの人とすれ違ったと思う。天気がえかったけんじゃろうの。
瀬戸の滝、遊歩道

 

 

川に横たわる苔むした樹木。

格好の被写体だらけで写真を撮っとると、中々先に進む事ができん。
瀬戸の滝、遊歩道

 

 

道中、上を見上げると上空は木々に覆いつくされとる。瀬戸谷は深い深い森の中。緑が濃い。

そのぶん日暮れも早いけん、滝に行くなら早めの行動を心がけよう。
瀬戸の滝、遊歩道

 

 

木漏れ日が挿す程度の遊歩道は真夏でも歩きやすい。夏は虫が多いけどの。
瀬戸の滝、遊歩道

 

 

瀬戸の滝400mの看板。ここで滝まであと半分じゃ。二番目の橋を渡って先へと進む。
瀬戸の滝、遊歩道、二つ目の橋

 

 

遊歩道はそこら中が、最高の景色じゃ。
瀬戸の滝、遊歩道

 

 

三番目にある橋は三連橋。少し傾斜がついとって滑りやすいけん慎重に。
瀬戸の滝、遊歩道、3つ目の橋

 

 

三連橋から上を見上げると、苔や樹木などの植物がべったりと張り付いた絶壁。
瀬戸の滝、遊歩道の岸壁

 

 

ユキノシタ科か?ピンクの花が岩の舞台の上でスポットライトに照らさとった。
瀬戸の滝、遊歩道

 

 

ずんずん進んで行くと大きな倒木が遊歩道をふさいで倒れとる。慎重に乗り越える。

ここまで来たら瀬戸の滝はもう目の前じゃ。
瀬戸の滝、遊歩道の倒木

 

 

轟音が聞こえ瀬戸の滝が見えてきた!!
目の前に”瀬戸の滝”

 

 

瀬戸の滝に到着~!!
目の前に”瀬戸の滝”

 

 

凄い轟音とともに飛沫がそこらじゅうを舞っとる。

別名、「咬龍の滝」はこの滝を表すにはふさわしいかもしれん。確かに竜が噛みついてくる程の迫力はある!!
瀬戸の滝

瀬戸の滝

 

 

瀬戸の滝の滝ツボには倒木が横たわっとる。
瀬戸の滝、滝つぼ

 

 

展望台から瀬戸の滝を見上げるも、上段の滝はチラリと見えるだけ。
瀬戸の滝

 

 

展望台からほんの数mだけ遊歩道を戻った所から、十方山へと向かう登山道があるけん、これを登ると上段の滝が良く見える。
瀬戸の滝を上から眺める

 

 

瀬戸の滝、上段の滝と下段の滝はこのアングルが一番良く見える。
上から見た瀬戸の滝

 

 

瀬戸の滝、上段の滝のアップ。
瀬戸の滝、上側の滝

 

 

瀬戸の滝、立派な滝じゃのう。
瀬戸の滝

 

最後に

瀬戸の滝が二段滝じゃと知らん人(展望台の看板読めばわかるけど)はパッと見、ただの直瀑としか思わんじゃろうの。

緑の原生林に包まれた二段滝。

滝と凄まじく濃い緑の空間を味わえる素晴らしい場所じゃ。紅葉の頃にまた来たいのう。

 

SNSでもご購読できます。

関連記事じゃけんの

コメントを残す


CAPTCHA