東広島市西条町にある”福成寺(ふくじょうじ)”は弘法大師とゆかりのあるシャクナゲの花が咲く山寺じゃ。
シャクナゲは「花咲かそう会」のメンバーによって植えられ、その数はなんと約1400本!シャクナゲの多くは本堂の裏山に植えられとるけん福成寺に訪れる際は歩きやすい服装がええぞ。
西条町は”酒都西条”と言われるほど多くの酒蔵があり秋には”酒まつり”が開催され毎年多くの人で賑わう。花に興味がない人でも一度は訪れてもらいたい街じゃ。
福成寺までのアクセスや駐車場など
住所 | 広島県東広島市西条町下三永3641 |
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駐車場 | あり(仁王門の目の前) |
公式HP | https://fukujyo-ji.com |
電話番号 | 082-426-0523(8時00分~17時00分) |
福成寺があるのは東広島天文台へ行く途中じゃ。有名な喫茶 伴天連(バテレン)よりも約1.5km上った場所と言えばわかるもんも多いかの?
山の上という事もあり駐車場からは東広島が少しだけ見渡せる。
駐車場から福成寺本堂までは約100m。
本堂の周辺にもシャクナゲは植えられとるんじゃけど、多くは本堂の裏山に植えられとって、森の中の遊歩道を歩いてシャクナゲを楽しめる。
遊歩道は歩きやすい登山道と言った感じのものじゃけん歩きやすい服装で行く方がええぞ。
健常者なら特に問題ない程度の道なんじゃけど車椅子じゃと無理じゃろう。行けたとしても釣鐘堂(平たんでなく上り道)のあるとこらまでかの。
遊歩道について
シャクナゲが多く植えれれとる本堂裏山の遊歩道は大体下の地図のようなイメージ。
青線の遊歩道は歩きやすいが赤線の遊歩道は足の悪い人にはしんどいかもしれん。元気なもんは全ての遊歩道を歩いて存分にシャクナゲの花を楽しんでくれ!
駐車場について
駐車場は仁王門の目の前にある。現地まで行けばわかるじゃろう。
福成寺、弘法大師とゆかりあるシャクナゲの咲く山寺
福成寺の仁王門。白いシャクナゲが満開じゃ!
仁王門にある”福成寺”と書かれた額はなんと弘法大師が書いたと言い伝えられとるけん、通る時はしっかりと文字を拝んだ方がええぞ。
山門から歩いて2、3分で福成寺の本堂へ到着。
池を渡る橋には屋根がついとって特徴的じゃの。
シャクナゲの維持管理費として300円を小さな賽銭箱に入れてから橋を渡る。
橋の途中には鯉の餌も売っとったぞ。
池の水は少し濁っとっとるんじゃけど鯉が元気に泳いどったわい。
睡蓮?の葉が浮いとるという事は初夏には池で花が見れるかもしれんの~。
福成寺本堂に到着。先ずは手を合わせる。
本堂に向かって左側奥(下の写真赤矢印のほうへ)に向かうとシャクナゲの植えられた裏山の遊歩道へ。
遊歩道に入る前に目にとまった水かけ不動さん。
遊歩道を歩いてシャクナゲの咲く森へ上がって行く。
この石畳の遊歩道の両側にもシャクナゲが植えられとるんじゃけど、木により咲くタイミングが違うようでまだツボミの木も多かったけん長い期間花が楽しめそうじゃの~。
約30mの石畳の遊歩道を上ると少し広くなった空間の中心に釣鐘堂が建てられとる。
釣鐘堂を囲むように周囲をぐるりとシャクナゲの花。
ここから北東側に向かう遊歩道と南側に降りて時計回りにぐるっとまわる遊歩道がある。南側に降りるルートは少し足場が悪くなるが健常者なら全く問題ない。
足の悪い人は北東のルート選んだ方がええじゃろう。
濃いピンク色のシャクナゲの奥に葉の赤いノムラモミジ?と桜!?
シャクナゲの花に埋もれるお地蔵さん。
釣鐘堂の南側に降りて時計回りに遊歩道を歩く。
森の中を歩くようになるけん寂しがりやの人は誰かと一緒に歩いたほうがええかもの~。
シャクナゲの花を楽しみながら遊歩道を歩いて六所権現までやって来た。
社の裏に咲いとった黄色いシャクナゲの花。
六所権現から階段を下ると見えてくる鳥居。
最後に
福成寺は天然記念物に指定された巨樹や重要文化財などがある非常に貴重なお寺じゃ。
シャクナゲの花を見に訪れ、歴史的に価値のある空間に身を置いて思いにふけるのもええかもしれんの。