
『あじな桜』は広島県廿日市市のJR阿品駅(フジグランナタリーの最寄り駅)から約800m程、細い道を西へ進んだ所にひっそりと咲く見事なしだれ桜じゃ。
この『あじな桜』は阿品川堰堤が1975年(昭和50年)に完成した際に記念に植えられたそうで、樹齢としてはそこまでではないんじゃけど、二階建ての家くらいある樹高やバランスよく全体的に垂れ下がった枝張りは中々見事である。
地元の方がこの桜を名物にしようと2009年5月に『あじな桜』と命名された。
『あじな桜』へのアクセス
広島県廿日市市阿品2丁目
俺は国道2号線方面から現地へ向かったんじゃけど道は極めて細いけん運転が苦手な人はたどり着くのはかなり大変じゃろう。
道は普通車でも十分通れるんじゃけど、対向車が来たら離合するのに焦るかもしれんの~。
運転に自信がない人はJR阿品駅まで電車で来てそこから歩いて行った方がええかもしれんの。
国道2号線から入ってすぐの道路。道が細いじゃろ~。
JRの線路の下をくぐって先に進む。
奥の方へ進んで阿品川堰堤(重力式コンクリートダム)が見えたら『あじな桜』に到着じゃ。
下の写真右手の民家のすぐ裏に桜の木はあるけんの。
現地まで車で行きたいんじゃけど行程が不安な人はストリートビューで確認できるけん一度見てみたらええじゃろう。
自信がない人はJR阿品駅から徒歩で行ったほうがええぞ。
『あじな桜』
阿品川堰堤が目の前に現れると道はそこで行き止まり。
目の前には『あじな桜』が現れた。
手前のしだれ桜の木の下には『あじな桜』と書かれた木柱が設置されとる。(電線が通っとるのか少し残念)
樹齢40年程なんじゃけ枝が見事にはっとるよの~。
俺が訪れた時は散り始めじゃったんじゃけど見上げる様な大木に育ったしだれ桜は見事じゃったわい。
降りそそぐような桜の花。
あまり有名じゃないけんか、花が散り始めじゃけんか他に人は誰もおらんかった。
しだれ桜は優雅じゃの~。
最後に
『あじな桜』の見頃は例年3月下旬から4月上旬でソメイヨシノよりも見頃が約一週間早い。五日市の観音神社と同じくらいのタイミングかのう。
他の桜に先駆けて花見ができる貴重なしだれ桜じゃ。
今回訪れたのは散り始めで雨上がりの曇天じゃったけん、青空の下で満開の時期に再訪したいと思う。
現時点では『あじな桜』はそこまで有名じゃないけん混雑する事もない。
ただ今後、観光客が増えたら車では行かん方がええじゃろうの。道も狭いし『あじな桜』のある場所には数台しか車が止めれんけんの。