『出会いの滝』湯来町と吉和の境界にある滝

出会いの滝

「出会いの滝」は廿日市市吉和と佐伯区湯来町の境界付近にある滝じゃ。

”湯来温泉”から”もみのき森林公園”へと国道(酷道)488号線を通って向かう途中、水内川の本流(上流部は加下川とも呼ばれとる?)と栗屋郷川が合流する部分にある二つの滝で、その名の通り、二つの滝が至近距離で流れ落ちとる。

「出会いの滝」のある湯来町の本多田から”もみのき森林公園”までの約7kmの区間は”東山渓谷(加下峡とも)”と呼ばれ、渓谷沿いを走る国道488号線は最高のドライブコースじゃ。

ただしこの区間の道路は非常に狭く車の離合が困難じゃけん、一般の人にはあまりお勧めできん。

”もみのき森林公園”に行く為にナビに案内されるがままにこの道を通ってしまい、道の狭さに驚いた人も多いじゃろうの。

俺は基本的にはこの道はバイクでしか通らんのじゃけど、たまに大きな普通車や、運転の下手なドライバーのせいで離合ができずに渋滞が起こるのを見かける事がある。

崖と川に挟まれた細い酷道での渋滞・・・。いつ車が流れるようになるか全くわからん状況を横目に俺はバイクですい~っと隙間を通過する。

「出会いの滝」へのアクセス

廿日市市吉和と佐伯区湯来町の境界付近

 

湯来町の本多田から”もみのき森林公園”方面を目指して国道488号線を進んで行くと、林道色梨線の入口を通り過ぎてすぐの加下橋を渡った左手に「出会いの滝」の看板がある。

看板を過ぎて吉和方面に数メートル行った所の路肩が広くなっとるけん、バイクや車はそこに止めるとええじゃろう。

「出会いの滝」入口

 

 

看板のアップ。ここから向こうは廿日市市吉和で手前は佐伯区湯来町じゃ。
「出会いの滝」入口

 

 

東山渓谷と名付けられた国道488号線の区間は下の写真の様に道路がブチ狭いけん、運転の苦手な人は通らんように。

吉和に行くなら湯来温泉から県道41号線を北上し、国道186号線を通って行くと道路が広いぞ。
国道(酷道)488号線

いざ、「出会いの滝」へ!!

看板の付近の杉林をじっくりとよく見てみると獣道とも踏み跡とも言えるようなものが見えるハズじゃけん、そのうっすらとした痕跡を頼りに野生の感で滝の方へと歩いて行く。

とは言え、看板から滝までは10m位歩くだけじゃけん、適当に進んでも滝にはたどり着けるじゃろう。
「出会いの滝」入口

 

 

林を抜けると水内川本流にある滝が目の前に現れる!!
出会いの滝(水内川本流)

 

 

そして川の下流を望むと、合流してきた栗屋郷川の滝(下の写真)!!フライフィッシャーマンがたまたまおった。

「おおっ!!確かに滝が出会っとるのう~」とはいうても、滝を両方同時に写真に収めんとこのブログを見とる人にはわからんじゃろうの。

出会いの滝を同時に写真に収めるには、栗屋郷川の滝を渡って対岸に行く必要がある。

栗屋郷川の滝の直ぐ上の川の中をジャブジャブと渡って(矢印のルートで)対岸に行ったんじゃけど、足を滑らせたらドボンじゃけんドキドキしたぞ。

増水しとったら渡れんかもしれんけど、この日は愛用のダナーライトで問題なく対岸に渡ることができた。車で来るなら長靴持ってくるのがええのう。
出会いの滝(栗屋郷川)

 

 

栗屋郷川の滝を渡る最中に川のど真ん中から撮影。滝つぼに落ちたら楽しそうじゃけどカメラがのう・・・。
出会いの滝(栗屋郷川)

 

 

川を渡って振り返ると、両方の滝を同時に写真に収める事ができた。出会っとるじゃろ。

川が合流する箇所で、両方に川に滝がある所は中々ないぞ。水も透きとおっとって綺麗じゃ。
出会いの滝

出会いの滝

 

二つの滝はあまり大きくはないけん、写真じゃとわかりづらいかの?

増水後、「出会いの滝」に再訪!

8月19日に出会いの滝を再度訪。

この日は少し増水しとって前来た時よりも滝の迫力が増しとった。

 

 

水内川本流の滝。
出会いの滝(水内川本流)

 

 

増水の為、以前の様に靴を履いたまま渡れんかったけん靴を脱いで栗屋郷川を渡渉した。

増水しとるのに相変わらず川の水は綺麗じゃのう。
栗屋郷川を靴を脱いで渡渉

 

 

川を渡って岸の上から撮影。水量が豊富で迫力があるのう。
出会いの滝

 

 

そして今回は、岩の割れ目をつたい水面ギリギリまで降りてみた。
出会いの滝

 

 

アップ!!迫力が少しは伝わったじゃろうか?
出会いの滝

 

再訪の追記は以上じゃ。

最後に

”出会いの滝”は水内川の上流部にあり、ここから国道488号線を下流に約8km行った所が有名な湯来温泉なんじゃけど、湯来温泉付近の水内川でもこの水の綺麗さ!!
水内川

 

 

反対に”出会いの滝”から吉和の方へ向いて国道488号線を進むと、”もみのき森林公園”まで東山渓谷は続くんじゃけど、道中には名もなき(俺が知らんだけかも)滝や渕が数多くあり、素晴らしい景観を望むことができる。(下の写真)
東山渓谷

東山渓谷

東山渓谷

 

 

もちろん、緑の植物達も最高じゃ~。
東山渓谷

東山渓谷

 

 

実はこの近くにはもう一つ気になっとる「 岩井の滝」(岩井大竜頭や武者かくしの滝とも呼ばれとる)があるんじゃけど、俺の能力では滝までたどり着けそうにないし、一人で行くのが怖い~っ!!こんなに素晴らしい滝が近くにようけあるのに、湯来滝巡りツアーとかないんじゃろうか?モンベルさんどんな~?そんなツアーがあったら参加したい・・・。(目的は写真撮影でじゃけど・・・)
岩井の滝

 

”出会いの滝”のある国道(酷道)488号線、東山渓谷はブチ素晴らしい場所なんじゃけど、道が狭いけん行く人は安全運転での。

数年後、恋愛成就のパワースポットとして有名になったりして・・・。

 

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コメント

  1. 民謡 ゆうさん より:

    わしゃー 民謡をやっとる者です。 初めまして こげーな綺麗な場所で尺八を吹きたくて、ブログを読ませてもろうてホンマ楽しかったわ。 ありがとうのう。 こがいに面白いブログ、初めて読みましたわ(嬉) 

    県道41号線が、ちゃんと車で通れるかどうかが心配でのう。 それで検索しておると、引っかかったんじゃ(嬉) ええブログに出会えて滝に感謝せんとのう! あなた様にも大感謝!! ホンマにおおきに。

    1. 仲枝 より:

      わざわざコメントありがとうございます!渓谷と尺八とは風流ですね。
      山奥をいつもウロウロしとるとごく稀に演奏しとる人を見かけるんじゃけど、その時はこっそりと聞き耳をたてとります。
      いつか、尺八の名色が渓谷内にこだましとるのが聞こえたら「ブログにコメントくれた民謡 ゆうさんかも?」となるかもしれんね。

      ちなみに山奥で見かけた楽器で一番驚いたのは、人が絶対にこんような場所でアスファルトの上に据えたドラムセットを一心不乱に叩く若者じゃった。

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