『福王寺山』誰もいない山寺でただ一人、紅葉に浸る(安佐北区可部)

福王寺山、金亀池の紅葉

福王寺山は広島市安佐北区可部にある山で、山頂付近には今から約1200年前に弘法大師が開かれた福王寺という寺院がある。

このお寺は弘法大師が彫った不動明王が本尊じゃったんじゃけど、1977年の落雷により当時の本堂、本尊は焼失してしまい、現在は1981年に再建された建物となった。

本堂付近のモミジは既にほとんど散ってしもうた後じゃったんじゃけど、福王寺の奥にある金亀池(きんきいけ)にはまだ紅葉が少し残っとった。

あまり有名なお寺ではないけん訪れる人はわずかな参拝者と登山者くらいじゃ。

11月下旬の午後に行ったんじゃけど、小雨が降ったり止んだりと少し天気が悪かった事もあり、俺以外の訪問者には出会うことは無かった。

福王寺山へのアクセス

広島県広島市安佐北区可部町大字綾ケ谷 251

 

広島市中心部からなら国道54号線を通り可部まで行き、国道191号線を広島自動車道”広島北IC”方面へと進み、信号機のある”福王寺団地入口”もしくは”原迫団地口”の交差点を山へ向かって右折して福王寺へと向かう。

 

 

下の写真は国道191号線の原迫団地口交差点を曲がってすぐ。

この団地内が曲者で、道が狭いし分岐が多くて非常にわかりにくい。ナビ無しで初めて行ったら確実に迷うじゃろうの。

とは言え、交通量がそんなに多くないのが救いじゃのう。
原迫団地口を右折して福王寺山を目指す

 

 

団地を抜けると福王寺へと続く林道が現れ、約3Km進むと駐車場に到着。

この林道は所々展望が良い個所があり、途中に展望台もある。近所の方が展望台付近まではよく散歩しとるけん、車やバイクは安全運転での。
福王寺へと向かう林道

 

 

真っ赤に色付いたモミジの下、憤怒の顔をした不動明王が出迎えてくれた。

「人気のない山奥にわざわざよう来たのう」と、内心は喜んどるハズ。そう思いたい。
福王寺入口の不動明王

 

 

駐車場はこんな感じじゃ~。

車10台位はなんとか止めれるかのう。福王寺には何度も来とるんじゃけど、俺を含めて3台以上の車が止まっとったことがない。
福王寺駐車場

 

福王寺と金亀池を一人静かに巡り、紅葉に浸る

駐車場から福王寺までは歩いて10~15分くらいかの。

車を降りて福王寺へ向かおうとすると入口の所にある金仙の亀。幸せになれるけんとりあえず撫でとこう。
福王寺入口

金仙の亀

この亀さんは奥にある金亀池の亀じゃ。金亀池とは・・・

かつて弘法大師がこの地を訪れた際に山頂付近にこのような池があるのは珍しいと眺めとったら、池の中から金色の亀が泳いで現れて一礼して去る事を三度繰り返した。

三拝の礼で弘法大師を出迎えた金色の亀にちなんでこの池は”金亀池”と名付けられたらしい。

 

 

参道は木に覆われとるけん昼間でも薄暗いんじゃけど、しっかり整備されとるけん歩きやすい。
福王寺山参道

 

 

途中、岩が露出した箇所があり、この岩の上には何体かの石仏が置かれとる。
福王寺山参道

 

 

二王門(仁王門?)に到着。

境内の建物の中ではこの山門がもっとも古いと言われとるんじゃけど、いつ建てられたんじゃろうか?
福王寺山、二王門

 

 

立派な門じゃ。
福王寺山、二王門

 

 

幾重にも時を重ねた金剛力士像が今も福王寺を守護しとる。

特に歴史が好きなわけじゃないんじゃけど、こういうのを見ると心にこみ上げてくるもんがあるのう。
福王寺山、二王門

 

 

二王門をくぐると長い石段があり、その先には福王寺の本堂の屋根が見える。
福王寺山、二王門から石段を見上げる

 

 

石の階段を上ると目の前に福王寺の本堂がそびえ立つ。

初めてみた人は、車の入れん山奥にこんなに大きなお寺があることにさぞ驚くじゃろうの。

本堂は無人なんじゃけど中に入って参拝できるけんの。

中には巨大な木彫りの巨大な不動明王が鎮座しとった。立派な本尊は撮影してもえんかわからんかったけん、写真を撮る事はせんかった。
福王寺、本堂

 

 

階段を上ってすぐの場所に生えとる燈明杉(とうみょうすぎ)がこれまた大きい。

樹齢は定かではないんじゃけど、ゆうに数百年。昭和48年5月30日に広島市の天然記念物に指定されとる。
福王寺、燈明杉

 

 

境内の建物はどれも立派なんじゃけど、鐘楼の造りも素晴らしい。
福王寺、鐘楼

 

 

散り始めのモミジが鐘楼を囲む。ここは紅葉が残っとった。
福王寺、鐘楼

 

 

本堂の回りのモミジは既に散ってしもうとったけん、金亀池を目指して奥へと進んで行く。

本堂に向かって右手の方へ行き、回廊の下をくぐって奥へと更に進んだ所に池はある。5分もかからんぐらいかのう。
福王寺の奥へと向かう

 

 

歩いて行くと直ぐに分岐があり、右に行くと金亀池で左に行くと神社がある。
金亀池に向かう途中の分岐

 

 

神社の入口まで行ってみると、ボロボロに朽ちた鳥居。

う~ん。引き返して金亀池へと進路をとる。
奥には神社があった

 

 

そして、金亀池に到着~。モミジはかなり散っとったんじゃけどギリギリセーフで紅葉を見る事ができた。

そあういや亀さん、俺には挨拶しにこんかったのう。
金亀池の紅葉

 

 

金亀池は周囲200m弱の小さな池で、池の中には”厳島”と呼ばれている小さな島があり、そこには祠もある。
金亀池の紅葉

 

 

散る寸前の紅葉を楽しみながら池のまわりをグルっと歩いて回る。
金亀池の紅葉

福王寺山、金亀池の紅葉

福王寺山、金亀池の紅葉

福王寺山、金亀池の紅葉

 

 

これが厳島じゃ。木の橋は勇気がないけん渡る事ができんかった。
福王寺山、金亀池の厳島

福王寺山、金亀池の紅葉

福王寺山、金亀池の紅葉

 

 

金亀池を一周した後で池を覗いてみると、モミジの落ち葉が水面に浮かんだり沈んだりと風情があるのう。

紅葉のピークは逃したものの、落葉が多ければこういう楽しみ方もある。
福王寺山、金亀池の紅葉

福王寺山、金亀池の紅葉

福王寺山、金亀池の紅葉

福王寺山、金亀池の紅葉

 

最後に

本堂付近の紅葉を見逃したけん、来年こそは紅葉がピークの時に来たいのう。

ここは、ほとんど人に会うことがないけん寂しがりやのもんは誰かと一緒に来た方がええぞ。

そういや、時間があったら福王寺山の山頂にも行ってみようと思うとったんじゃけど、すっかり忘れて帰ってきてしもうたのう。これも次回に持ち越しじゃ。

 

 

おまけで福王寺へと向かう途中の展望台。中々の見晴らしじゃ。
福王寺山、展望台

 

 

展望台から可部の街並みを望む。

ここ、夜景もええかも。ただし、夜に一人でここに来れる勇気があればじゃけどのう。

ちなみに可部の亀山って地名は金亀山(福王寺山)が由来らしいぞ。勉強になったの!
福王寺山、展望台からの景色

 

 

展望台から白木山方面を望む。
福王寺山、展望台からの景色

 

 

実は展望台まで行かんでもその手前で道路からでも見晴らしがええ場所があったりする。↓↓↓
福王寺山、林道途中の風景

 

 

むふふ。注意深く進んどったら小さな小さな水車小屋も発見できるかもしれんぞ。
福王寺山、林道途中にある水車

 

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