立春と言う言葉があるんじゃけど、比較的寒さが厳しく雪もよう降る二月の初旬。
感覚的には冬真っただ中という気がする極寒のこの時期に、春が確実に近づいてきている事を教えてくれるマンサクの黄色い花が広島市植物公園で咲いたと聞き行って来た。
寒い~寒い~。
身も、心も、財布の中身も寒い~。(お約束・・・)
早春に咲く花を観賞し、春がすぐそこまで来とるのを感じさせてもろうて心だけでもホッコリさせようかのう。
広島市植物公園へのアクセス
広島県広島市佐伯区倉重3丁目495
- 開園時間:9時~16時30分(入園は16時まで)
- 休園日:毎週金曜(12月29~1月3日)
- 入園料:18~64歳=510円、65歳以上&高校生=170円、中学生以下=無料
- 駐車料金:軽&普通自動車=450円、中型&大型=1380円
- 電話番号:082‐922-3600
駐車料金は車だけしかかからんけん、自転車、バイクで行くなら入園料を払うだけ。
入園料は65歳未満なら3回行ったら元が取れる”年間パスポート”がかなりお得じゃ。広島市植物公園、安佐動物公園、広島市森林公園こんちゅう館が一年間入り放題じゃけんのう。
黄色いマンサクの花が満開!寒いんじゃけど春は近づいとるぞ!!
マンサクにも色々な種類があるんじゃけど、現在満開で黄色い花で春の訪れを知らせてくれるのは「シナマンサク」と言う品種じゃ。
シナマンサク(マンサク科)Hamamelis molis Oliv
中国原産の落葉小高木。1月から3月にかけて開花する。日本原産のマンサク(H.japonica)よりも開花時期が早い。開花時期まで前年の葉が枝に残ることが特徴。花弁は黄金色の紐状で、花には芳香がある。様々な園芸品種が作出されている。
園内、立て看板より抜粋
さあ、さあ、満開のマンサクを観賞して早春の訪れを感じてみようや~。
マンサクが植えてあるのは遊具のある芝生広場の一番奥じゃけんの。
緩い坂を上って芝生広場にたどり着いた。広場の奥には満開のマンサクの黄色い花が!!
って、少し離れた所からじゃと全くわからんぞ。
下の写真の矢印の所に黄色いシナマンサクの花が満開なんじゃけど・・・。
目の前まで来た。
これ位近寄らんと花が咲いとることがようわからんぐらい控えめな感じの花じゃ。黄色いのが花。わかるじゃろ?
マンサクの木の真下から黄色い花を見上げてみる。
寒空の下で満開となったマンサクが、確実に春が近づいてきとるのを教えてくれとるぞ。寒いけど・・・。
「マンサク」の名前は、早春に花が「まず咲く」と言うことからきとるらしい。
こんなに花が満開じゃのに少し離れただけで不思議な位目立たんけん、近くを通っても花が咲いとることに気が付かん人もおるじゃろう。
シナマンサクの黄色い花のアップ。
マンサク満開!
後ろに見える建物は広島市植物公園の展望台。
実はシナマンサクの隣に植えられとるロウバイの花も咲いとったんじゃけど、こちらもかなり控えめな花。
どちらも黄色で花が小さいけん目立ちにくいようじゃ。
ところが更に控えめな花が!!
ルビーグロウと言う赤茶色いマンサクの花がすぐ隣にあったんじゃけど、気が付かずに帰るところじゃった。ほとんど保護色レベルでわかりにくい花じゃった~。
せっかく来たけんぐるっと一周した。かくれ里の「うらら池」は水位が若干下がっとる。遊歩道の整備の為みたいじゃった。
そしてイベント広場。ご覧の通り寒いけん人はほとんどおらん。
園内の”森のレストラン”で昼ごはん食べとったら急に吹雪いてきた~!!
雪を見て興奮した子供が外に出たいと騒ぐ・・・。
ベゴニア温室。ここは一年中ベゴニアの花が咲いとるけん真冬に花の写真が撮りたくなったらここに来ればええ。
色々な花がありすぎて凄い。多分全部ベゴニアじゃろうけど。
このベゴニア温室はしっかりと温度管理されとるけん、中に入ると冬は暖かく夏は涼しい~。
展示資料館の入口に一鉢置いてあったマンドレイク(別名マンドラゴラ)の花。
根っこが人の形にたまたまなる事はあるらしいんじゃけど、それは他の植物も同じでこれが特別そうなりやすいということはないそうじゃ。
なんとナス科。
植物公園の入口には、パンジーの花が寒いのに一生懸命咲いとった~。
最後に
マンサクの花を見に行くなら芝生広場の一番奥にあるけんの。
注意深く探さんと控えめで目立たん花じゃけん見落とすぞ~。
春が恋しくてたまらん人は、マンサクの花を見て季節が確実に変化し春が近づいとるのを感じてみたらどうじゃろうか?
寒いけん行くなら防寒対策はバッチリでの。