「お前、キャンプの道具もっとるか?」ツレからメールが入った。
そいつとは今まで日帰りツーリングしか行った事が無かったんじゃけど、今回はなんとテント泊でのツーリングの誘いじゃった。
ツレの持っとるテントは一人用じゃけん、自分の寝床確保の為に俺もテントを買う事になった。
実はかなり前からテントは欲しかったんじゃー!!
俺は今まで日帰りじゃないツーリングに行く時は人のテントに泊まらせてもらうか、一人で行く時はベンチの上で寝たり、個室っぽいバス停に寝たりしとった。コレ聞いた人は「えっ!?」って思うかもしれんけど、四国はそういう人が結構多い。
四国は「お遍路さん」が多いけんじゃ。個室っぽいバス停はやっぱ安心感があるけん人気が高い。
昔、足摺岬に行った時も、21時くらいに「さて、そろそろ寝床を確保するか」と思うてバス停を探しても、満室、満室、満室!!どっこも先客ありで中々寝床を確保する事が出来んかった。
公衆便所で便所で寝る人もおるみたいじゃけど、俺はちょっと勘弁じゃ。身体障害者用の個室の便所なら快適じゃと言う人もおったんじゃけど、それを寝床として占領したら困る人がおるかもしれんけんいかんじゃろ。
夏のボーナスが出たんじゃけど、今年は車とバイクの車検が重なってあっという間に消えていった・・・。じゃけど、嫁からテント買うてええと許可が下りたけん、鼻息を荒くしてテントを探し始めた。テントのイメージと言えば山岳用のテントのイメージが強い。
以前、本の「山と渓谷」を定期購読しとった時に読んだテントの記事で大体4万円前後はするもんじゃという憶えがあった。4万円のテントは流石に買うのは勇気がいる。せめて3万円位でテントを買う事が出来ればと思い(たいして変わらんか)、ネットで検索してみると・・・・
グオッ!!1500円からテント売っとるじゃないか!!
驚愕の事実・・・。 1500円のは流石にヤバそうじゃど、6000円を超えるあたりから普通に使えそうなテントが結構ある。登山で使うには耐久性とか不安じゃけど、バイクでツーリング行くだけなら安いテントでえんじゃないか。天候が荒れそうなら最悪、旅館とかホテルとかに泊まればええし、アレじゃったらバス停でもええしの。
と、言う訳で激安テントがある事を知った俺は予算をグッと押えて目標1万円以下でテントを探すことにした。 初心者の俺には解らんことだらけじゃ。とりあえず、テント選びは以下を重視した。(ようわからんけど)
- ポールがジュラルミン(軽い)
- 耐水圧1500mm以上(これ位あれば大丈夫か?傘の耐水圧が200~500mm位らしい)
- 狭すぎない(寝相が悪いけん。寝がえりでテントがこけんように)
- ペグダウンせずとも自立する(ペグ打てん所でもテントが張れる)
- 前室がある(外に靴とか置いとけるけん便利)
- 値段が安い(これは説明は不要じゃろう)
- 軽くてコンパクト(これも説明は不要じゃろう)
安いテントしか買えんくせにアレコレ注文が多くて欲張り過ぎか?いやいや実際、探したら候補がありすぎてどれにしたらえんか解らんようになってしもうた。1万円以下のテントでも魅力的な商品が多いわい。
俺の気になったテント達はこれじゃ!!
BUNDOK(バンドック) ソロドーム 1 BDK-08
アウターサイズ:約L2000×W1500×H1100mm インナーサイズ:約L2000×W900(W700)×H1000mm 収納サイズ:約380×150×150mm 重量:約1880g 耐水圧:約3000mm 株式会社 カワセって所のテントじゃ。
Amazonのレビュー見ても評価はかなり高いし値段も8000円位(ブログ作成しょうる間に値上がりしとる・・・)。ポールを二か所クロスさせる魚座型という組み方で見た目がカッコええし、なんか頑丈そうじゃ。
全室もあるし、ベンチレーションもある。 インナーがフルメッシュじゃけん、寒い時期には辛そうなのと(ソロドーム1+ならインナーが暖かそう)、空間が少し俺には狭いような気がするんじゃけどどうじゃろうかのう。頭部分がW900mmで足元がW700mmしかない。
BUNDOK(バンドック) デュオドーム 2 BDK-06
アウターサイズ:約L2000×W2100×H1200mm インナーサイズ:約L2200×W1400×H1100mm 収納サイズ:約400×160×160mm 重量:約2400g 耐水圧:約3000mm これまた株式会社 カワセのテント。
デュオドームと言う事でインナーテント内はグッと広い。大きさ以外は先に紹介したBDK-08と同じ使用みたいじゃ。テントは大きいのに収納サイズはコンパクト。う~ん、どうなんじゃろ。一人で寝るにはデカ過ぎるかこのテント??じゃけど、俺の寝相の悪さならこの位はいるか・・・
NatureHike1人用ワンタッチテント
アウターサイズ:約L2050×W1560×H1000mm インナーサイズ:約L????(記載無し。1950位か)×W950×H1100mm 収納サイズ:約400×150×150mm 重量:約1500g 耐水圧:10000mm(オレンジ)5000mm(その他の色) 中華テント。
どこかのメーカーのパクリっぽいけど、ポールの組み方がカッコええ。なんとお得なグランドシート付き。室内空間もWが950とちょうどええんじゃけど・・・・カッコええポールの組み方はセンターが一本で強度的にどうなんじゃろうか?重量ももの凄く軽いし、耐水圧の性能も段違いじゃ。じゃけどこのスペックはホンマなんか?ホンマなら買いじゃのう。
TRACK MAN ダブルウォーム 式 1人用
サイズ:約L2100×W(900+700)×H1100mm 収納サイズ:約420×130×130mm 重量:約1620g 耐水圧:約3000mm(フロア)、2000mm(フライ) このテントもAmazonのレビューの評価が高く、しかも安い!!
サイズのW(900+700)はフロアが台形になっとんじゃろうかの?費用対効果で選ぶなら間違えなくこのテントじゃ。 ポールをインナーテントの生地内を通す構造じゃけん、雨天時に先にインナーテントを撤収することが出来んのが悩みどころ。ポールとインナーの連結が全てフックにて吊り下げ式じゃったら直ぐにコレに決めたかもしれん・・・
Eureka(ヨーレイカ) テント アマリパス ソロ
サイズ:約L2050×W910×H960mm 収納サイズ:約410×130×130mm 重量:約1700g 耐水圧:約1800mm 独特のデザインが好みが別かれそうじゃけど、俺は好きじゃのう。Amazonのレビューも高評価。
レビューを読んでみるとこんな書き込みがあった。「台形サイズで208cm*91cm*71cm」フムフムなるほどね~。全室部分に短いフレームが入っとって空間を広く確保しとんのもええじゃんか。じゃけど、テントの色に虫が寄ってくるのは・・・う~ん・・・
以上、俺が購入候補にしとるテントでした。
最後に
まいった。それぞれエエとこ悪いとこがあるけん、全部買うて試してみたい!
じゃけどそれは無理じゃけんもう暫く脳内シミュレーション(妄想)をしてみるか。
いや~、どれ買うてええか全く決めれんけど、悩んどるこの瞬間が楽しくて仕方がないわい!
オマケ
へぇ~こんなテント?もあるんじゃの~と思うたテント達。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) ソロタイプ T1-51
スッ、スゲー!寝袋の様なテント。これはある意味、攻撃的なテントじゃ。確実に目立つ!!
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) T2-29
驚きの「設営時間約15秒!」。テント張るのが面倒臭い人にはぴったりじゃ。傘を開く様な感じでテントを設営できるようじゃ。ワンタッチで設営可能な特殊な構造なのに重量は約2.4kgとそんなに重たくない。
モンベル(mont-bell) テント ライトツェルト
ウルトラライトを目指すならツェルトと言う手段があるで!ハッキリ言おう。これで一泊する根性は俺には無い!
いや~色々テント物色するのは楽しわい。困ったもんで物欲がドンドン湧いてくる。高級テントが欲しくなる前に何とかテントを選ばんといかんのう。しかし、テント選びは楽しいわい。ツーリングよりも準備段階の今の方が楽しかったりして・・・