
妹背の滝(雄滝)は8月になると夜間にライトアップが実施される。
昼間見ても非常に素晴らしいその姿が、闇の中で光に照らされるという幻想的な風景に撮影欲がうずくのう~。
実は数年前から妹背の滝がライトアップしとる事は知っとったんじゃけど、タイミングが合わずに今まで行くことができんかった。
じゃけど今年は盆休み後半に、何とか念願の妹背の滝のライトアップを見に行く時間がとれたんじゃけど、まさかのト、ト、トラブルが俺を待ち受けとった・・・。
妹背の滝(雄滝)へのアクセス等
2022年のライトアップ期間は8月6~8月16日(19:30~21:30)じゃ。
ライトアップ前には大頭神社のFacebookで毎年情報を流してくれるぞ。
ちなみに妹背の滝のライトアップは廿日市市が実施してくれとるけん、問い合わせるなら「廿日市市大野支所大野管理課 維持管理係」電話:0829-30-2015 じゃけんの。
妹背の滝のある大頭神社は、高速道路「広島岩国道路」の大野ICを降りて信号を右折してすぐの場所にあるけん、高速で行くのがブチ楽じゃ。(この区間は山陽自動車道じゃなく広島岩国道路ってのがややこしいのう)
「妹背の滝」広島県廿日市市大野
ライトアップの時も車は大頭神社の駐車場に駐車可能じゃ。夜行くと分かりにくいんじゃけど駐車場は神社の鳥居を道路を挟んで反対側にあるけんの。
駐車場の場所はココじゃ ↓ ↓ ↓
冒頭で記載したトラブルの為、実は妹背の滝には二度訪れる事になった・・・。
一回目の出動、妹背の滝(雄滝)のライトアップ!見れずに帰宅!!
初めて向かう妹背の滝のライトアップ。ドキドキ心が躍るぅ~。(本記事は2017年に執筆したもの)
実は家を出発した時点では雨が少し降っとったんじゃけど、少々の雨なんかまったく気にならん。なんなら川に浸かりながら撮影してもええぐらいじゃ。
クールダウンするのに少し濡れるぐらいがちょうどええわと思いながら、初の滝のライトアップ撮影に鼻息も荒く興奮気味で現地入り。
高速をぶっ飛ばして(制限速度はもちろん厳守)大頭神社に着いたのは午後20時じゃった。
神社の駐車場には街灯がなく真っ暗。車を止めようと中に入るとなんと!!一台も車は止まっとらんかった・・・。
滝のライトアップって中々お目にかかれんけん、そこそこ人がおるんかと思うとったんじゃけど、誰一人おらん。まあ、小雨が降る夜の神社に行こうと思うやつは滅多におらんということじゃ。
「小雨の降る夜の神社・・・」
このフレーズだけピックアップしたらちょっと怖いかのう。まあ、俺は滝撮りに興奮しとったけん、全く恐怖心無く夜の境内を奥へと進んだ。
大頭神社の手前の橋の欄干に雨粒がついとる(下の写真、左下)のがわかるじゃろうか?シトシト雨が降っとるで~。肉眼で見る実際の風景はもっと暗い。
大頭神社にきちんと参拝し、お賽銭もいつもよりも少し多めに入れて、滝のライトアップ撮影の無事成功を祈る。
「よしっ!行くかっ!!」
気合も入り、神社のわきの歩道を雄滝へと進んで幾千代橋(いくちよばし)まで来た。
ん??
なんかおかしい・・・。あたりが妙に暗いのう・・・。
橋を渡って妹背の滝(雄滝)の目の前の広場まで来たんじゃけど、街灯が一つぽつんとついとるだけで辺りはほぼ真っ暗。
その真っ暗闇の中で薄っすらと見える雄滝は「ドドドドドドドドド!!」と音をあげながら流れ落ちとる。
この街灯一つがライトアップって事か??俺は数秒考えた・・・。
いや、写真で見たのと全然違う。じゃって目の前の滝はほとんど見えんけんのう。どうやらこの日は何らかの理由で滝のライトが点灯しとらんかったようじゃ。
ハッとして自分の状況を客観的に考えてみた。
小雨の降る夜の神社・・・。真っ暗な滝の前に立つ一人の男・・・。
「キャ~!!」
色んな意味で怖い・・・。さっさと退散じゃ。
せっかく来たけん真っ暗な滝でも一枚撮って帰りゃええのに、ライトアップしとらんかったショックで、何も考えれずにそのまま帰路に着いた。
滝のライトアップを撮れんかったショックと高速道路の料金が無駄になったダブルショックじゃった。
二回目の出動、妹背の滝(雄滝)のライトアップ!遂に撮れたぞ!!
ライトアップが撮れんかった悔しさが頭から離れずに悶々としとったんじゃけど、なんと最終日に時間が取れたけん再度、妹背の滝に撮影に向かうことができた。
前回の悔しさから、更にやる気倍増!!ライトアップ開始10分前の19:20分に大頭神社の駐車場に到着!
駐車場にはまたしても一台も車は止まっとらんかった。
既に太陽は沈み、辺りは闇に包まれる寸前じゃたんじゃけど、薄暗い境内はまだなんとかライトで照らさんでも歩けるくらいの視界はある。
今回ももちろんきちんと神社にお参りして再度、撮影の成功を祈った。(お賽銭もまた奮発!)
夜の神社の境内を歩くなんか、初詣とか祭り以外では絶対無いよのう。
人が俺以外に一人もおらんのは少し不気味じゃけど、ライトアップを目指す俺にとってそんなことは些細なことじゃった。
展望台。実際には写真よりもっと暗かったんじゃけど、ライトアップ撮影という目的に向かって進む俺には恐怖など全く無かった。
家に帰ってきてからこの写真を見た時は少し怖いと思うたんじゃけど・・・。我ながらよう行ったの。
展望台の上で三脚を据え付けて待つこと数分。
時刻は19時30分をまわり、投光器に照らされた滝が次第に浮かび上がってきた~!!
念願の妹背の滝のライトアップ~!!
闇に浮かぶ妹背の滝、もしくは闇をまとった妹背の滝とも言えるか。幻想的な目の前の空間に引きつけられる。美しいのう。
次に展望台を降りて滝のそばの広場までやってきた。やはり人は一人もおらんのじゃけど、撮影するには好都合。
先日来た時は街灯が点灯しとるのみで滝は真っ暗じゃったんじゃけど、やっとライトアップされた滝が見れて感激じゃ。
ほいじゃあ、ライトアップされた妹背の滝(雄滝)の写真を以下、ド~ンとどうぞ。
右下に金の狛犬?こんなん前からあったかいのう?
水面に映る妹背の滝は「美しい」以外に言葉がでんのう。この写真は川に浸かって撮影しとる。
妹背の滝(雄滝)の上部のアップ。
ライトアップは滝の左右から大きな投光器で照らしとった。
投光器は丁寧に四角い箱のようなものの中に収められとるけん、滝を見るのに全く眩しくない。優しさ?心遣い?わざわざありがとうございます。
一時間程撮影して、20時30分頃に退散。
幾千代橋からはライトアップの光が見えるんじゃけど、ここより下ると全く光は見えんくなる。
妹背の滝、ライトアップを動画でどうぞ!
最後に
一度目はライトアップを見る事ができんかったんじゃけど、二度目に訪れ初めて雄滝のライトアップを見る事ができ感動は倍増された。
ライトアップ期間中でも諸事情(故障等)により、ライトを点灯する事ができん事もあるかもしれんけん、気になる人は「廿日市市大野支所大野管理課 維持管理係」電話:0829-30-2015 に問い合わせてから行くとええじゃろう。
いや~しかし、妹背の滝のライトアップは幻想的で美しくえかったのう。こんなにも素晴らしい景色が見れるのにほとんど人がおらんのはホンマに不思議じゃ。
ひょっとして皆、夜の神社が怖くて行けれんのんか!?
大丈夫!神様が近くで守ってくれとるんじゃけん怖いもんなしじゃ!!
夜間撮影には三脚が必須。