『那須の滝』十方山の懐にある清楚な名瀑(山県郡安芸太田町那須)

那須の滝

広島県山県郡安芸太田町那須と言うてもどこの事なんかパッと頭に浮かぶ人はほぼおらんじゃろう。

十方山の懐に隠れるように存在する那須集落の入口、町道打梨那須線沿いに流れる那須川にある滝が落差8mの「那須の滝(なすのたき)」じゃ。

全くの無名の滝なんじゃけど、流れる水は驚くほど澄んどって、形の整った滝や滝つぼが非常に素晴らしい景観を作りだしとる。

透明度の高い水の流れを見とると、心が浄化されていくのう。

この「那須の滝」は看板も、滝まで降りる道も無いけん、滝マニア向けの滝と言ったところか。

 

那須の滝へのアクセス

広島県山県郡安芸太田町那須

(Google Mapのストリートビューから滝の上部がチラリと見えるぞ)

 

広島市内から向かう場合は、吉和から行くのが最も行きやすい。

吉和から県道296号線を安芸太田町方面へ向いて進むと、十方山「瀬戸の滝コース」登山口があるんじゃけど、有名な「瀬戸の滝」を横目に立岩貯水池沿いの県道296号線を更に約7km進むと、左手に町道打梨那須線の分岐が現れこれを左折する。(県道296号線をそのまま進んで行った場合は、戸河内にたどり着く)
県道296号線、町道打梨那須線の分岐

 

 

町道打梨那須線は那須集落まで那須川沿いに道がのびとる。

道幅は狭く離合困難なんじゃけど、車が通ることはほぼ無いじゃろう。
町道打梨那須線

 

 

那須川の水は驚く程、透明度が高い。
水の澄んだ那須川

 

 

町道打梨那須線分岐から約400m上ると「那須の滝」に到着じゃ。

下の写真の通り、滝は道路からでも確認できるんじゃけど、車で走っとると運転席側から見えるかどうかは微妙な所じゃのう。車じゃったら気づかずに通り過ぎてしまうかもしれんのう。
町道打梨那須線から那須の滝が見える

 

澄んだ水の流れる『那須の滝』

町道打梨那須線の道路上からでも「那須の滝」の全容を見る事ができる。緑の葉に包まれた癒しの空間がそこにはあった。
町道打梨那須線から見える「那須の滝」

 

 

名も知らぬ花が「那須の滝」を上から見つめとる。
町道打梨那須線から見える「那須の滝」

 

 

ああ、できる事ならこの癒しの空間にどっぷり入り込んでみたい!!じゃけど、足元は断崖絶壁の垂直に落ちた崖・・・。

そして少し辺りをウロウロしてみると・・・。
町道打梨那須線から見える「那須の滝」

 

 

「那須の滝」すぐ下の電柱付近の崖に、下に降りるような踏み跡を発見。

とりあえず危険じゃと思ったらすぐに戻ろうと心の中で自分に誓い、念の為、ザイルも装備したうえで下降開始~。
「那須の滝」へと下降

 

 

崖を半分下ると滝が良く見えるようになった。ひょっとしてこのまま下まで降りれるんか??
「那須の滝」へと下降

「那須の滝」へと下降

 

 

崖を2/3まで下降した所で、それ以上降りるのが困難になった。

しょうがない、ザイルの出番じゃの。太い立ち木を支点にしてザイルで下降!!というてもほんの数メートルじゃけんあっという間に川床まで降りる事ができた。
ザイルを使って「那須の滝」へと下降

 

 

下に降りて「那須の滝」を眺める。

しかし、とんでもなく水が澄んどって透明じゃのう。

山奥の滝がある場所は、夏場は木の葉が生い茂って辺りが暗いことが多いんじゃけど、「那須の滝」は比較的周りが明るい。

澄んだ水、明るい空間、美しい滝と滝壺・・・。ひょっとして滝つぼから女神が現れるんじゃないかと思ってしまうぐらいの清楚で美しい空間が広がる。
那須の滝

那須の滝

那須の滝

那須の滝

せっかくの素晴らしい滝じゃけん、下まで誰でも降りれるように簡易的なものでええけん、階段やハシゴつけてくれたらここまで滝を見に来る人が増えるんじゃないかのう。

遠いけん、滝マニアしか来んかもしれんけど。

 

 

 

下の写真の赤矢印部が最初に「那須の滝」を道路から見下ろした垂直の崖。あそこからはどうやっても降りれんじゃろうの。
那須の滝

 

 

滝の下流方向の眺め。
那須の滝から下流を望む

最後に

いや~素晴らしい滝じゃった。特に、水の透明度が高く澄んどったのが心に響いたのう。

じゃけど、残念ながらこの滝は、現地まで行くのが遠いし、川床に降りるには崖を下る必要があり危険じゃけん、一般の人にはお勧めすることはできんぞ。ザイルも必要じゃし滝マニア向けじゃ。

 

おまけ

那須川の滝は実は2つある。

俺が行ったのは下流側の滝なんじゃけど、そこから那須集落を目指して町道打梨那須線を約800m登った所に「那須の滝(上の滝)」がある。(下の写真の中央付近の白いの)

ただし、滝までの道のりがしんどいし、落差4mしかないけん道路上から見ただけでスルーした。
那須の滝(上の滝)

 

 

那須集落にはなんと那須ギャラリーなるものがあり、那須伝統工芸品、日本画、洋画、木彫りのアートを見学することができるようじゃ。

こんな山奥で芸術品の創作がなされとるとは驚きじゃのう。
那須ギャラリー

 

 

那須集落を更に奥の方へと進んでみる。
那須集落

 

 

集落の横を流れる那須川は当然、澄んだ水が流れとる。この水が「那須の滝」へと流れていく。
水の澄んた那須川上流

 

 

集落を通過して更に山奥へと進んで行くと道は行き止まりとなり、小さな看板が木につるされとった。

この場所は、十方山へと登るための”那須登山口”。ここから十方山までは2時間45分かかると看板には書かれとる。
十方山「那須コース」登山口

 

草の生い茂った登山道はこの先どんな道が続いとるんか気にはなったんじゃけど、時間的に十方山登山は無理じゃったけん帰路に着く事にした。

 

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