『たらたらの滝』は気合いが無いとたどり着けんぞ!!

湯来町にある たらたらの滝(漢字で書くと「多羅多羅の滝」) に雪の降る中行ってきた。

この滝は国道433号線の和田と言う地区を通る時に道路から滝の一部を見る事ができるんじゃけど、水量が少ないけん行くなら雨が降った直後がお勧めじゃ。

水量が少なく、水が たらたら 流れ落ちる様子が滝の名前の由来になったと言われとるんじゃけど、確かに雨が当分降って無い時期にR488号線を通ると、滝から水が落ちとるかどうか判らんぐらい水量が少ない。

この滝は上段、中断、下段の3段滝なんじゃけど、近くで滝を見る為には少々気合いが必要じゃ・・・

『たらたらの滝』 へのアクセス

『たらたらの滝』

 

 

『たらたらの滝』遊歩道入口。(広島市佐伯区湯来町大字和田)

 

 

駐車場はあるらしいけど、どこにあるんかようわからん。

どうやらみんな、滝の入口の近所の”妙安寺”や”YMCA コンフォレスト湯来(現在はユカリス湯来となった)”にお願いして止めさせてもろうとるみたいじゃの。10分ぐらい歩いた所に”クアハウス湯の山”の駐車場もあるけん、温泉に入ったついでに滝を見に行くならここに車を止めるとええじゃろう。

ちなみに『たらたらの滝』は湯来温泉まで車で約10分の距離。

 

 

国道(酷道)488号線。この場所から『たらたらの滝』の一部が見える。
なんか、着いた途端に雪が降り始めた・・・
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国道(酷道)488号線からから『たらたらの滝』を望む。真中の建物が「YMCA コンフォレスト湯来」。
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ズームで『たらたらの滝』。

ゆっ、雪が激しくなってきたわい。どうやらここから見えとるのは上段と中段の滝らしい。
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『たらたらの滝』遊歩道入口。上のGoogleMapの示しとる場所が下の写真の場所。
この歩道を入っていくと滝へと続く道がある。
『たらたらの滝』入口

 

いざ、『たらたらの滝』へ!

『たらたらの滝』遊歩道入口を入ると、直ぐに左へ行くようになり、森へと突入する。
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行ったのが2月の下旬じゃけん、草もあんまり生えとらんけん歩きやすい。熊笹がこの程度生えとるぐらいじゃ。道もハッキリしとるけん、迷う様な事はないじゃろう。
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入口から写真撮りながらゆっくり歩いて15分。苔の生した岩の上を歩く箇所があり、緊張が走る!(ごく最近、足を滑らせて滝つぼに落ちたのがフラッシュバックしてきた)
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慎重に岩の上を歩いて行くと、目の前に階段が現れる。小さな川を跨いで何とか階段まで来た時はマジでほっとした。
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入口から約20分歩いて『たらたらの滝』(下段)に到着!普通に歩いたら15分ぐらいでここまで来れそうじゃの。
『たらたらの滝』(下段)

 

 

下段の滝の横には上へとつ続く階段がある。今回の最大の目的はこの先の「中段の滝」じゃ。ここからは気合いを入れて進まんといかん。
うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
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階段を登るとそこには鎖がある。湿ってベチャベチャの岩をこの鎖をつたい登らんといかん。たった3m位の垂直に近い岩壁を登るだけなんじゃけど、ブチ怖い。実は前回来た時はビビってここから先は行けんかった。今日こそは・・・
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うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!(登っとる最中の心境)

鎖で登るのが高さ3m位言うても落ちたらタダじゃすまん。しかも、滝の方に落ちたらとんでも無い落差じゃ・・・。

間違いなく、今年一番の集中力で慎重に慎重を重ねてなんとか登りきる事が出来た。じゃけど、鎖がついとる支柱がなんか外れてブラブラしとる箇所があって気持ち悪い。

肝心なアンカーはしっかりしとったけん鎖が完全に抜け落ちる事は無いじゃろうけど・・・。
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なんとか憧れの『たらたらの滝』(中段)に到着!緊張しすぎて膝が軽くガクガクしとるんじゃけど、この空間はなんじゃ!?極度の緊張の後に憧れの滝まで来れたという事でなんか頭がフワフワしてハイになっとるぞ。この空間がとてつもなく神秘的な空間に感じられてしまう。
『たらたらの滝』(中段)

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『たらたらの滝』(中段)には滝つぼは無く平らになっとる。「千畳敷」と呼ばれとるらしく、修験者がここで修行していたとか。
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登って来た方を振り返る。水が落ちとる所が「下段の滝」じゃ。
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しばらく滝に見とれとったら雪がまたもや激しく降り出した。身の危険を感じたけん急いで降りる事にした。
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鎖がついとる支柱が殆ど曲がったり、抜けたりしとるんじゃけど・・・。まあ、一番重要な箇所のアンカーは大丈夫そうじゃけど・・・。
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登りと同様に神経をすり減らしながら何とか無事に下まで降りる事が出来て一安心。とてつもない事を成し遂げたような感覚になったんじゃけど、3mの崖を登り降りして滝を見ただけじゃ。下からは下段と中段の滝を一緒に見る事が出来る(下の写真)んじゃけど、残念ながら上段の滝は全く見えん。
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最後に

いやー、憧れの『たらたらの滝』(中段)を見る事が出来てえかった。実はやっぱりビビって鎖を登るか登らんか5分位悩んだんじゃけど、何とか登る事が出来た。その代り、神経を凄まじくすり減らしたけどの。(家に帰ったら放心状態)

中段の滝は気合いが無いと見る事ができんぞ。仮にこの記事読んで『たらたらの滝』(中段)に行ってみようと思うた人は、現地まで行って、やっぱり無理じゃなと思うたら登らん方がええで。緊張した状態で登ると身体が固くなって、思わぬアクシデントに襲われるかもしれんけんの。無理は禁物じゃ。(ビビりながら登った俺が言うても説得力がないが)

そうそう、もちろん水はブチ綺麗じゃったで。
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湯来町は見所が多くてほんまにええとこじゃのう。

 

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