名勝『三段峡』にある三段滝へ紅葉を見に最短ルートである「餅ノ木(もちのき)駐車場」から行ってきた。
公式サイトによると片道1.3kmで徒歩25分の工程となっとる。
「人が少ない渓谷をゆっくりと歩きたい」もしくは「三段滝まで短時間で行きたい」と言う人にはうってつけの散策ルートじゃ。
行きは写真撮りながらゆっくりと行ったけん35分ぐらいかかったんじゃけど、逆に帰りは太陽が傾いて薄暗くなった来たけん写真は撮らずに少し急ぎ足で真っすぐ帰ったら20分ぐらいで駐車場まで帰る事ができた。
※2020年10月現在、このルートは落石の為通行止めとなっとる。安芸大田ナビで最新情報を確認してから出かけよう!
『三段峡』餅ノ木駐車場へのアクセスや駐車場等
広島県山県郡安芸太田町松原
安芸太田町小板から国道191号線を恐羅漢山へと続く大規模林道(緑資源幹線林道:大朝・鹿野線:戸河内・吉和区間)を4km弱進むと、左手に「餅ノ木駐車場」と小さな看板が立てられとる。
看板の奥へと続く未舗装の道を入ると駐車場じゃ。(ここを左に入らずに真っすぐ行くと恐羅漢山、内黒峠を経て戸河内へと行ける。少し前に話題になった十方山林道もある。)
これが餅ノ木駐車場じゃ。かなりの台数の車が止めれるし無料~。
平日でしかも到着時刻(14時20分)が遅かったけんか紅葉の最盛期じゃのに駐車場に止まっとる車は一台のみ。
俺が帰る頃には確実に誰もおらん事が確定じゃの。
このように餅ノ木駐車場はかなり人気が少ないけん静かにゆっくりと渓谷を散策したいもんにはピッタリなんじゃけど、何かがあった時には助けは求めれず全て自分で対応せんといかんくなるけんの。
谷間は暗くなるのが早い。早め早めの行動で安全に渓谷美を堪能しよう。
実は携帯電話の電波が入るかどうか定期的にチャックしながら歩いたんじゃけど、意外なことに今回歩いた三段滝までの行程ではほぼ圏外になることはなかった。(ただし、山奥では電波が入っているように表示されても通話やメールが困難な場合もあるけん油断は禁物じゃ)
それと191号線を大規模林道に入ると店どころか自動販売機もないけん戸河内辺りで必要なものは買ってから行こう。
自販機だけ(お店はやってないような・・・)なら大規模林道入口の堀田商店さんにある。(2018年11月現在)
「餅ノ木駐車場」から少し恐羅漢山へ大規模林道を進むと「餅ノ木峠」があるんじゃけど、餅ノ木(黐の木?)って木が生えとったのが名前のゆらいなんじゃろうか?
『三段峡の紅葉』餅ノ木駐車場から三段滝へ!
餅ノ木駐車場の奥にはコンクリートで舗装された遊歩道があるけんここから三段滝へと向かって進む!
さあ、入渓じゃ!(遊歩道歩くだけじゃけどの)
駐車場から下ってすぐに人口建造物。
柴木川上流にある樽床ダム(聖湖)からの放水量が増えた時にサイレンを鳴らす設備じゃろう。
木の橋を渡り支流を過ぎて、
「名勝 三段峡」と掘られた石柱を過ぎると目の前には柴木川の本流じゃ。
遊歩道は三段滝まで柴木川の下流に向かって右手側につけられとる。
少し湿った遊歩道は落ち葉で滑りやすいけん慎重に歩こう。渓谷美、紅葉美に見とれてこけんように景色を見る時は止まっての。
この滝名前あるんかのう?後で調べてみよう。
紅葉の美しい渓谷の中をひたすら歩く。
途中で一組の歩行者とすれ違った。駐車場に止めとったたった一台の車の人じゃ。
ここから先は行きも帰りも絶景独り占めじゃ~。
木の橋が見えたと思うたら小さな滝が流れ落ちとった。
遊歩道に覆いかぶさる苔むした大きな木。
多少の勾配はあるもののここまでは殆ど平坦な道みたいなもんじゃ。(個人の主観による)
大きな杉の下を通る。
深い深い谷の中。山奥にどっぷりつかっとる感が凄い。最高の紅葉散策じゃ、
途中で一番目を引いた個所がここじゃ。絶景絶景~。
そして小さな橋を再び渡って少し進んで足元の道標を見ると・・・
三段滝まで残りわずかなことがわかる。
この遊歩道には下の写真の様に一定距離で三段滝までの距離を示した標識が設置されとるけん非常にありがたい。
三段滝まで400mの地点を過ぎると小高い丘を登りそれを下ったら三段滝へ到着じゃ。下の写真の距離表示が出てきたらあともう少しじゃけんの。(登りと言う登りはこの三段滝直前の箇所のみ。個人の主観)
少し登ってから下る所。ここらは登山道といった雰囲気じゃ。
遊歩道に横たわる倒木を跨いで超える箇所が3か所くらいあったかの?
足が短い人はご用心!
下り始めて1、2分位で「川の流れの音が大きくなったの~」と思うたら三段滝に到着じゃ~!
下の写真は三段滝の上の方がチラリと見えとる。
そして見覚えのある滝つぼが見えてきた。
ついに三段滝へ到着~!!
少し歩いて振り返ると、最高の紅葉が出迎えてくれた。
三段滝正面の展望台に上るとこの眺め!最高じゃ~!!
余りの絶景に30分程ボーっと滝を眺めとった。
【三段滝】
三段滝は、今も滝を上流へと後退させている。節理の方向は北20度東、傾斜はいずれも垂直に近い。
滝の高さは下段が約10m、中段と上段は9~8m、奥行きは130m。滝下の淵の深さは約10mである。
最後に
餅ノ木駐車場は三段滝へ最も近く、駐車場が無料!そして何より人が少ないのが最高じゃのう。
人が少ないけん何かあった時に助けを求めにくいと言う事で万人受けのルートではないかもしれんがの。
ここらには野生の熊や猪もおるけん一人で行く場合は熊除けの鈴をつけて行った方がええぞ。
少し残念なのがこのルートを流れる柴木川の水は上流にある樽床ダム(聖湖)から排出されたものがメインじゃけん水に透明感が少いことかのう。
じゃけど紅葉の美しさは言葉にできんくらいじゃけんほとんど気にならんがの。
三段滝から帰路に着き始めたのが15時30分。
駐車場には15時50分に帰れたんじゃけど、日が傾き始めたら谷の深い渓谷は薄暗く少しドキドキじゃった。
下の薄暗い写真をみて実際に俺が感じた帰り道の雰囲気を少しはわかるかの~。早めの行動で安全第一で!
なにはともあれ行ったことない人は一度は紅葉のピークの三段峡を見て欲しい。感動する事間違いなしじゃ!