「花と光のページェント」は広島市植物公園が開催する夜間開園のイベントじゃ。
普段入れん夜間の植物公園に入れるだけでもワクワクするんじゃけど、それ以外にも滅多に見る事のできん夜開性の花や、夜に匂いを出す花等を見る事ができる。
そしてなんといっても一番の目玉は子供が大はしゃぎする「キャンドルのバラ迷路」!!
3500個のキャンドルと30000球のイルミネーションを使って作られた闇夜に浮かぶ迷路を多くの子供が楽しそうに走り回る光景はまさにファンタジーじゃ。
広島市植物公園へのアクセス
広島県広島市佐伯区倉重3丁目495(電話番号:082‐922-3600)
2018年「花と光のページェント」夜間開園の情報
- 開園期間:9月8~9月23期間内の土曜と日曜
- 開園時間:21時まで(入園は20時30まで)
- 入園料:18~64歳=510円、65歳以上&高校生=170円、中学生以下=無料
- 駐車料金:軽&普通自動車=450円、中型&大型=1380円
- 無料送迎バス:五日市駅北口発(出発時間はHPで確認の事)
- HP:http://www.hiroshima-bot.jp/
「花と光のページェント」の期間中は野外コンサートがあったり、夜店(食べ物やオモチャ等)が出たりする。
俺はイベント初日に行ったんじゃけど、「花と光のページェント」はかなり人気のあるイベントの様で付近は大渋滞が発生。手前2kmから植物公園にたどり着くまでに1時間もかかってしもうた。
やっとのことで植物公園に到着したのは完全に真っ暗になった20時頃・・・。ゆっくりと時間をかけて遊びたい人や、イベント中に開催されとるコンサートを見ようと思うとる人は早めに出発した方がええぞ。
まさかこんなにも大渋滞が発生しとるとは思わんかったけん、何も考えずに佐伯警察署方面から植物公園に向かったんじゃけどこれが大失敗!
水災橋交差点付近がとんでもない事になるけん、ここを通らずに迂回した方がええぞ。(観音台から降りてくるルートは比較的すいとる。)
なんとか植物公園の入口までたどり着くと、驚く事に保囲田交差点側(ザ・ビッグ五日市店のある方)から登ってくる車がほとんどおらんかった。
「あっちから来ればえかったんか~!」と思うたんじゃけど、保囲田交差点付近の県道41号線は慢性的に渋滞が発生(ザ・ビッグ五日市店の客が多いけんか?)するけん絶対安心かどうかはわからんが。右折で植物公園に行かんといけんしの~。
まあ、どこから行こうが早めの行動を心掛けるのが一番の対応策じゃろうの。
「花と光のページェント」光輝く空間へレッツゴー!
駐車場に何とか車を止め、歩いて正門まで行くと入園料支払いの行列。
ボケーっと順番待ちしとったら係りの人が「年間パスポートをお持ちの方はいませんか~?」と言いながら歩いてきたんじゃけど他の人はもっとらん様子。
俺が手をあげてパスポートを係りの人に見せた所、「もう入っていいですよ~」と行列を横目に植物公園の中へと入場させてくれた。
「ほほう、こんな優待があるとはのう。」優越感に浸りながら子供達と中へと進む。
じゃけど・・・、
嫁が年間パスポートを持っとらんけん結局は中に入ったすぐの所で待たんといかんというオチ。
お前も年間パスポート買えや・・・。
3園共通年間パスポート(広島市植物公園、安佐動物公園、広島市森林公園こんちゅう館)は1540円で買える。3回行ったら元が取れるぞ。
駐車場料金んは別途必要じゃけどの。徒歩、自転車、バイクで行くなら駐車料金は無料じゃ。
嫁もすぐに料金を払って中に入ってきたんじゃけど、中に入ったすぐの場所は子連れファミリーにとって関所とも言える難所じゃった。
下の写真でわかるように、門をくぐると「光るグッズ」の販売!そしてすぐ横には「ガラポン抽選」、「ビニールヨーヨーつり」なんかしとって、子供の「欲しい!欲しい!」攻撃がはじまった。
あんなもん、直ぐに飽きるけん金の無駄・・・。
一旦は先に無理矢理先へと進んだんじゃけど、子供の無限の欲求は収まる事を知らんけん、ついに嫁がおれた。
七色に光るステッキを満面の笑みでしっかりと握りしめる子供。やはりタダでは関所を通過することはできんかったのう。
後日、どこへ行くにもステッキを持ってくと言い張って困ったんじゃけど、そんなに気にいったなら買って良かったかもと思うてしもうた。甘いのう。
中秋の名月と光輝く富士山
「中秋の名月と光輝く富士山」園内に入ってすぐ右手、展示資料館の壁には見事な富士山がきらめく。
ペットボトルのキャンドルがぼんやりと道を照らす。
「フッ」っと息を吹きかけて火を消す小さな子供がおったんじゃけど、まあ、ご愛敬。
鯉が泳いどる池も夜見ると幻想的じゃのう。鯉は夜でも元気に泳いどった。
キャンドルのバラ迷路
一番の目的!イベント広場の「キャンドルのバラ迷路」に到着~!!
キャンドルとイルミネーションの両方で輪郭が絵が画れたバラの迷路じゃ。子供は大喜びしてあっと言う間に迷路に飛び込んだ。
その名の通りバラの花の形を模しとるんじゃけど、近くで見るよりは少し離れた所から見た方がバラの形がよくわかるぞ。
幻想的で綺麗じゃのう。温かみのある色味のキャンドルの光に心が癒される。
しかし、これを並べるのはかなりの労力が必要じゃろうの。かかった手間の分だけ美しい。
閉園間際にもう一度「キャンドルのバラ迷路」に寄ってみたんじゃけど流石に人はほとんどおらんかった。喧噪の時が過ぎると少し寂しい気分も。
光り輝く恐竜の世界
芝生広場では「光り輝く恐竜の世界」!!
ティラノサウルスとトリケラトプスと、小さいのはメガロサウルスか??
木の上にはプテラノドン。
驚いたことに、夜で暗いのに奥の背の高い遊具に登って子供たちが元気に遊んどった。
いや、暗いけん逆に楽しいんか。
夜開性の花
熱帯すいれん温室に移動し、夜開性の睡蓮の花を観賞。
夜の温室はやはり別世界。
オオオニバスの花?まだ花が開く途中じゃのう。
2018年9月追記
2018年も「花と光のページェント」に行ってきたぞ。
迷路は去年と同様に子供が大はしゃぎで楽しそうじゃった~。
夜の大温室は昼間と違ってワクワクするのう。探検気分はじゃ!
遠くから広島市植物公園にやってきたバオバブも葉が沢山芽吹いて元気そうでよかった。
10年に一度の花火大会「はつかいち花火大会」は今年で3回目。廿日市市市制30周年記念を記念して二尺玉が3発も打ち上げられた。
植物公園の展望台から花火が見れるなんか夢にも思わんかったのう。
また10年後も元気で花火がみれたらええのう。
最後に
キャンドルとイルミネーションで作られた輝く「キャンドルのバラ迷路」は幻想的で非常に綺麗じゃった。
気がついたらあっという間に時間が過ぎて、閉園のアナウンスが流れてきた。
子供も大はしゃぎしてホンマに楽しそうじゃったのう。
広島市植物公園「花と光のページェント」にもし行こうと思うとる人は、渋滞がひどいけん早めの時間から向かうことをお勧めする。
夜間開園時は広島市植物のレストランも遅くまでやっとるけんここで晩御飯を食べてもええじゃろう。
混雑する時間帯の前、17時位に植物公園へ入りレストランでゆっくり晩御飯。食べ終わるころには暗くなり、イルミネーションで遊ぶのには丁度ええ時間になる。完璧じゃのう~。
おまけ
屋外展示場には提灯に照らされた月見草がひっそりと花を咲かせとった。
提灯には各国で見え方の違う月の模様の絵柄が表現されとる。
アメリカ南部の人は月の模様がワニに見えるんじゃのう。
植物の葉の提灯は風流じゃ。
閉園間際に通った野外ステージに人影はなかったんじゃけど、座席がこうこうと照明に照らされとった。