過走行車はエンジンオイルの粘度を変えてみたら?

身内のもんが走行距離17万Kmのターボ付きの軽自動車に乗っとる。
どうやらカー用品店でキチンと3000kmごとにエンジンオイルは交換しとるみたいで大きなエンジントラブルは今まで無かった。

数年前からエンジンオイルの粘度を上げるように言うとったんじゃけど、「店員には今まで何も言われた事が無いし、粘度とかってよう解らん」と毎回同じ返答が返ってきた。で、先日たまたま俺んちに来たタイミングとオイル交換のタイミングが重なったけん、エンジンオイルを換えてやったんじゃ。

今までは5W-30を入れとったみたいなんじゃけど、ウチにある5Wー40のオイルを入れてやると、「エンジンが静かになった!こんなに違うんじゃね!!」と喜んどった。 過走行車にはエンジンオイルの粘度選定はかなり重要じゃ!

エンジンオイルについて細かく説明しだすと、とんでもなく長い記事になるけん割愛する。
興味がある人はざっくり解る昭和シェル石油のHPでも読んでみてくれーの。よっぽどおかしなオイルは入れないと言う過程で話を進めていく。

エンジンオイルの5つの働き

エンジンオイルには一般的に5つの働きがあると言われとる。それが「 潤滑作用」、「冷却作用」、「密封作用」、「清浄分散作用」、「防錆作用」じゃ。過走行車のエンジンオイルの粘度を換える事によって何に影響があるかというと、「 潤滑作用」と「密封作用」の二つじゃ。

「 潤滑作用」

過走行車はエンジン内部の金属同士(ピストンリングとシリンダスリーブ)が擦れ合って摩耗してガタ(クリアランス)が大きくなっとる。粘度を上げてやる事により、クッション効果が増えてエンジンが静かにスムーズに回るようになるんじゃ。(カムの打音とかオイルでだいぶ変わる)鈍感な身内もはっきり違いが解ったみたいじゃ。おっ、金属同士の摩耗量も減るの。

エンジンオイルはガソリンでの希釈やエンジンが動く事によるせん断等で車を使用していると、次第に粘度低下が起こる。標準指定の粘度のオイルでも換えた直後はエンジンが静かに回るようになるのはオイル交換前に比べて粘度が上がるけんなんじゃ。

「密封作用」

上で書いたように過走行車はピストンリングとスリーブのガタが新車時よりも大きくなっとるけん、次第に圧縮が落ちてくる。圧縮が落ちるとエンジンのパワーも落ちる。ついでに隙間からガソリンがエンジン内部に入ってエンジンオイルを希釈して、オイルの劣化を早めてしまうんじゃ。

コレを粘度の高いオイルを入れてやる事により、密封性を高める事ができる。密封性が高まる言う事は圧縮も上がってエンジンパワーが上がる言う事。エンジンオイル換えて、低回転で力が出るようになるのはこの為なんじゃ。

ただし、高すぎる粘度のオイルを入れるとそれが抵抗になってエンジン高回転時にもたついてしまうようになる。”過ぎたるは及ばざるがごとし”と言う事じゃのう。

どのように粘度を選定するか?

走行距離が5万Kmを超えたら、そろそろ粘度変更を気にした方がええかも。ただし、走行条件やエンジンの当たり外れで条件は異なるで。「ちょっと、エンジンがうるさくなってきたな」とか「車の振動が増えたな」と思うようになったら、とりあえず、指定粘度の一つ上の粘度を選定してみたらええと思う。指定粘度が5W-30なら5W-40のオイルを入れてみよう。

出来れば同じ銘柄のエンジンオイルで粘度の高い物があればそれに交換してみる方が違いが解ってええと思う。オイルの銘柄を換えてしまうと、換えたオイルが限りなく5W-30に近い10W-40じゃったりして違いが解らんかもしれんで。

ちょっと説明↓↓↓
粘度表記は一般的に”SAE粘度グレード”で表記されとるんじゃけど、「5W-30」は「5W」がオイルの温度が40℃での粘度を表す。この数値が低いほど低温時に粘度が低くエンジン始動がスムーズに行える。寒冷地じゃなかったら「0W」でも「5W」でも「10W」でも問題なさそう。
「5W-30」の「30」はオイルの温度が100℃の時の粘度。この数値が高ければ高い程、高温時の粘度低下が低く「 潤滑作用」と「密封作用」が優れる(ボロいオイルは例外もある)。

粘度(正確には動粘度)が高温側が「30」じゃったら温度100℃の時、動粘度が9.3<12.5の物となる。ちなみに「40」じゃったら12.5<16.3までとなる。上でさっき書いたように粘度が5W-30でも100℃の動粘度が12.5のオイルと5W-40でも100℃の動粘度が12.6のオイルの違いは人間の感覚では絶対に解らんと思う。

最後に

特別高いオイルを入れる必要は無いんで。いつものエンジンオイルで粘度を変えてやるだけでエンジンのフィーリングが変わるハズじゃ。(高くても高性能なオイルを入れるのがベストじゃけど・・・)

エンジンがうるさくて振動がくるけん、エンジンマウントを交換する言う人もおるけど、ひょっとしたらそれってエンジンオイルの粘度を上げてやるだけで気にならんかもよ。

自分でオイル交換せん人も、店員さんに「粘度を一つ上げてや」って頼んでみたら?? 俺が使用しとるオイルはグループⅢのベースオイルにグループⅤのエステルを添加したオイルなんじゃけど価格はかなり安いのに高性能(自己満足)。

どんなオイルか気になる人はこちらの「Narrowde-Blog」を読んでみてや。オイルマニアはこのブログにハマる事、間違いなしじゃ。俺もいつも勉強させてもろうとる。

他にも『油売ってる場合なんですけど・・・』油屋本舗とかも興味深い記事が読めるぞ。

 

*エンジンオイル関連記事*
身近にシビアコンディションの車!エンジン内部が・・・

 

 

 

SNSでもご購読できます。

関連記事じゃけんの

コメントを残す


CAPTCHA